出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2014/3/ 5

【第7回】読売演劇大賞受賞の注目株 演出家・森新太郎の最新作はイプセンの「幽霊」

元宝塚の安蘭けいの演技に注目

主演の未亡人役には、元宝塚歌劇団トップスターの安蘭けい。宝塚退団後は数々の大作ミュージカルで主演を演じ、日本のミュージカル界に欠かすことのできない女優となりました。また、蜷川幸雄演出『アントニーとクレオパトラ』の主演で、ストレートプレイにおける演技力も実証しました。

さらに、映画・ドラマのヒール役として唯一無二の個性を放つ俳優、忍成修吾、森新太郎が絶対的な信頼を置く演劇集団「円」所属の実力派俳優、吉見一豊、『あまちゃん』のGMTリーダー役で注目を集めた松岡茉優、そして久々の舞台出演となるベテラン俳優の阿藤快など、実力派のキャストが揃いました。

今、最も注目されている演出家森新太郎がイプセンの傑作をどう料理するのか、演劇ファンなら目が離せません。


『幽霊』
作:ヘンリック・イプセン
演出:森新太郎
出演:安蘭けい、忍成修吾、吉見一豊、松岡茉優、阿藤快
3月20日(木)~3月30日(日) Bunkamuraシアターコクーン
作品の詳細は公式サイトで。


出雲 あきら(いずも・あきら) 出雲 あきら(いずも・あきら)

演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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