出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2018/6/30

ミュージカルファン垂涎。あの「エビータ」が奇跡の初来日!

強くたくましい女性の象徴として「エビータ」の愛称で慕われた実在の女性、エヴァ・ペロン。恵まれない境遇に生まれながらも、アルゼンチン大統領夫人にまで昇り詰めた彼女の人生は33年という短さで幕を閉じます。その波乱に満ちた人生を描いた傑作ミュージカル『エビータ』の来日公演が初めて実現しました。

ミュージカル界の巨匠たちが手掛けた伝説の舞台

本作品は1978年、アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞、ハロルド・プリンス演出という、現代ミュージカルの巨匠たちによってロンドンで初演されました。翌年にはブロードウェイでも上演され、1980年のトニー賞では最優秀作品賞を含む7部門を受賞しました。

日本においては、初演からわずか4年後の1982年に劇団四季において日本人キャストによる上演が行われました。以来、現在まで度々再演される劇団四季のレパートリーとなり、日本のミュージカルファンにもおなじみの作品となっています。

また、1996年にはマドンナとアントニオ・バンデラス主演で映画化もされ、大ヒットしました。今でも世界中で上演が繰り返されている名作ミュージカルです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]彼女は果たして聖女なのか、それとも悪女なのか
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