東京芸術劇場の広場が「ひつじ」で埋め尽くされる?
(c)Gary Mulcahey
地下1階のロワー広場では、毎年人気の公演、カナダの劇団コープスが演じる『ひつじ』が上演されます。人間がひつじに扮し、羊飼いに追われたり、ひつじ同士でじゃれあったり、時には観客をも巻き込んで行われるパフォーマンスです。劇団コープスが鋭く観察したひつじの特性を通じて、都会の中心で面白くて不思議な田舎のひつじ牧場が再現されます。この場所はパブリックスペースなので、誰もが無料で観劇できます。また、劇団は今年で20周年ということで、例年よりも多くのひつじが放牧されるそうです。
今年のゴールデンウィークは、都内で新進気鋭のアーティストたちが繰り広げるパフォーマンスを体験してみませんか!
TACT/FESTIVAL(タクト・フェスティバル)2017
5月4日(木・祝)~5月7日(日) 東京芸術劇場
『ピアニスト』 シアターイースト 上演時間:約60分
『月と太陽-Eclipse-』 シアターウエスト 上演時間:約60分
劇団コープス『ひつじ』 ロワー広場(観覧無料) 上演時間:約30分
作品の詳細は公式サイトで。
出雲 あきら(いずも・あきら)
演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。