「TACT/FESTIVAL(タクト・フェスティバル)」
まもなくゴールデンウィークがやってきます。海や山へレジャーに出かける人、海外旅行に行く人など、さまざまだと思います。でも、あえて都内で演劇を楽しむというのはいかがでしょうか。
池袋の東京芸術劇場では、親子でも大人だけでも楽しめる演劇イベントを毎年実施しています。TACT/FESTIVAL(タクト・フェスティバル)と名づけられたこのイベントは、海外で脚光を浴びはじめた新進気鋭のアーティストの質の高い作品を多数紹介してきました。
今年は『ピアニスト』『月と太陽-Eclipse-』と劇団コーブス『ひつじ』の3作が上演されます。
サーカスのようなコメディ作品がフィンランドから初来日
1つ目の演目は、世界30カ国以上で上演され大絶賛された『ピアニスト』。フィンランドのコンテンポラリーサーカスのカンパニー「シルコ・アエレオ」とそのメンバーであるトーマス・モンクトンによって創作された作品です。舞台上には1台のピアノ。会場にはその演奏を心待ちにしているたくさんの観客。その期待に応えるように1人のピアニストが颯爽と現れ、華麗な演奏をする......はずでした。ところがピアニストにはさまざまなトラブルが襲い掛かり、予想もできない奇想天外な展開が待ち受けているのでした。ピアノとシャンデリアだけのシンプルな舞台が、アクロバティックなサーカス的手法によって無限の空間に様変わりする、抱腹絶倒のステージです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。