出逢えなくてもヘコまない!パワスポめぐりを楽しむウラ技
マーケティングライターの牛窪恵です。秋といえば旅行シーズン。今年は、パワースポットのツートップ、出雲大社や伊勢神宮の「遷宮イヤー」に当たることもあり、空前のパワスポブームですよね!
行くだけで"プチハッピー気分"になれるのが、パワスポの魅力。でも皆さんやっぱり、いろんなトホホ体験があるようで......。
●彼氏が欲しくて東京大神宮にしょっちゅう通っていたら、同じ会社の人(女性)とバッタリ遭遇!ふだんは二人とも「別にひとりでもいいし~」みたいなことを言うタイプだったので、かなり気まずかった。(Shelley/30代)
●箱根神社、明治神宮、東京大神宮、今戸神社と、「いい」と聞けばどこへでも行っていた時期がありました。もちろん良縁には恵まれず、お守りやストラップばかりが増えていき......なんだか性も根も尽き果てた感じです。(キキ/40代)
分かります、分かります。パワスポって、本当は「良縁(縁結び)」だけに効くものじゃないんですが、シングル女子がわざわざ足を運ぶのは、やっぱり「いい人に出逢えたらなぁ」との思いが圧倒的。
とくにShelleyさんやキキさんがあげた、東京大神宮(東京・千代田区)は近年、もっぱら縁結びにいいと有名だし、箱根神社(神奈川・足柄下郡)も"結婚"など運命の転機にいい、と言われる神社。こういう場所で会社の同僚に会っちゃったり、似たようなお守りが溜まっていくと、なんとなく気詰まりだし落ち込みますよね。
パワスポに行く「言いわけ」を準備しておけばOK
そこで、まずはパワスポに行く「言いわけ」をいくつか考えておきましょう。たとえば、
◆「他人のせいにする」
→「ジモ友の○○ちゃんにも、いい出逢いがあればいいなと思って」
◆「別の理由を考える」
→「出逢いより、金運や健康運をアップしたくて」
→「つまらない男に出逢わないようにと思って」
これなら、パワスポで同僚や先輩に会っても安心! たまりにたまったお守りを見ても、自分のなかで、「今年はいい出逢いがなかったけど、まぁ大病はしなかったし、つまらない男にも出逢わなかったから」と、納得できますよね。
また、もう一つ。パワスポめぐりを「年間行事」のイベントとして楽しんじゃう、という手もあります。昨年、講演で島根に行きました。出雲大社の近くの旅館にチェックインすると、「女将が茶室でお茶をたてます」といいます。せっかくだからと覗いてみると、茶室は20~30代の女子で満員状態。女将との会話から、ほとんどが東京か大阪からの旅行客、それも"パワスポ目当て"だと分かりました。
私の横にいたのは、東京から2年連続でここ(出雲)に来た、と話す、OL3人組。女将が「で、いい男性には出逢えたの?」と聞くと、彼女たちはクスッと笑って言いました。「んなわけ、ないじゃないですか~」「だよね~」
でも、もはやパワスポめぐりが「年間行事」と化していて、いまさらやめるのもナンだし、とのこと。しかも、「自分のため」でなく「友だちのため」に祈っているので、翌年までに出逢いがなくても「○○ちゃんたら、また出逢いがなかったね」「××ちゃんもね」と、お互いに笑い合えるそう。「いまは毎年、元気で出雲まで来られること自体が嬉しくて」と、はしゃいでいました。
ものは考えよう! せっかくのパワスポめぐり、言いわけや「別の目的」を脳内で準備して、心から楽しんでみませんか?
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。