(画像は写真ACより)
お米の価格高騰が続いています。農林水産省が公表した資料によると、2025年4月7日週(13日まで)の全国のスーパーでのお米の平均価格は、5キロあたり4217円です。
前年同期(2024年4月8日~14日)は、5キロあたり2078円でした。約1年で2倍以上に。日本の国民食であるお米の価格高騰は、食費に大きな影響をもたらしています。
備蓄米の入札は夏ごろまで実施
農林水産省は毎週、全国約1000店舗のスーパーにおける米の販売数量及び販売価格の推移をまとめたものを公表しています。2025年4月21日に、4月7日週分を公表しました。
販売価格の推移(出典:農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」)
4月7日週は前週比で3円値上がり、前年同期比で2139円値上がりとなっています。今年3月に4000円台に突入してからも高騰が続き、ここ最近は4200円前後です。
Xでは「相変わらずお米高いですね」「お米が高すぎて買えないぞ...」「1ヶ月、米代だけで2万超える」と価格高騰を嘆く声や、「お米の高値を機に玄米ご飯を試してみました」「お米が高いのでもち麦ブレンド米に挑戦!」と代用品を模索する声が見られます。
お米の販売数量については、前年同期比で+9.8%。昨年8月に買い込み需要が発生したことなどにより伸びが著しい週が3週続きましたが、それ以降はおおむね前年同程度か、前年を下回る水準で推移しています。
販売数量の推移(出典:農林水産省「米の需給状況の現状について」
農林水産省は今年3月10日~12日に備蓄米の初回入札(落札数量14万1796トン)を行いました。また、26日~28日に2回目の入札(落札数量7万336トン)を実施しました。
備蓄米が出回りだしたものの、価格高騰は止まりません。備蓄米の入札は夏ごろまで実施される見込みなので、今後の値下がりを期待したいですね。
<出典>
農林水産省「米の需給状況の現状について」(2025年4月21日更新)
農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移(POSデータ全国)」(2025年4月21日更新)
農林水産省「政府備蓄米の買戻し条件付売渡しについて」(2025年4月21日発更新)
(執筆:東京バーゲンマニア 穂高茉莉)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。