PMS、更年期...人に言えない「生理」の悩み。10代から50代の「これって大丈夫?」に答える本。
閉経と更年期。実際どうなの?
閉経と更年期について、「なんとなく知ってるけど、実際どうなの?」と気になっている人は多いのではないでしょうか?
「閉経」とは、女性ホルモンを出す卵巣が働かなくなり、完全に生理が止まること。生理のない状態が12か月間続いて初めて、閉経を判断できるといいます。昨年9月に最後の生理が来て、今年9月まで1度も来なかった場合、「去年の9月で閉経した」となります。
閉経は突然やってくるものではなく、数年前から生理の周期が不規則になり、経血の量が減るなどの変化が見られます。次の段階として、生理が2、3か月に1度くらいの周期になり、間隔が空いていき、やがて終わります。
「更年期」とは、閉経の前後10年間のこと。日本人女性の平均閉経年齢は50歳です。45歳から55歳ごろが更年期という人が多いですが、個人差が大きく、45歳ごろまたは50代前半で閉経する人も。更年期は男女問わず経験するものですが、女性の6割が症状を強く感じるといいます。
では、どんな人に更年期症状は強く出やすいのでしょうか? それは、いまストレスを強く感じている人、マジメで几帳面な人、神経質な人、こだわりの強い人、他人に依存する気持ちが強い人。ストレスが悪影響をもたらすそうです。
■更年期に起こる症状
顔がほてる。のぼせる感じがある/汗をかきやすい/疲れやすい、だるい/手足が冷えやすい/頭痛、めまい、吐き気がする/眠れない。眠りが浅い/動悸、息切れがする/肩こり、頭痛、手足の関節痛がある/落ちこみやすい。憂鬱な気分になる/イライラしやすい。怒りっぽい/忘れっぽい/便秘、下痢、胃もたれ/肌がかゆい。性器がかゆい/セックスのときに痛みがある

ここでは、「PMS」「閉経」「更年期」をピックアップしました。このほか、10代から50代のさまざまな「これって大丈夫?」の答えが、本書には書かれています。
更年期はまだまだ先と思っていましたが、年齢とともに現実味を帯びてきました。個人的には、これまでに経験したことのない体の変化に戸惑っているところですが、女性の体の変化をひと通り知ってスッキリしました。初経から現在まで、体の中でこんなにもいろいろなことが起こっていたのですね。自分の体をもっと大事にしようと思えてくる一冊です。
(Yukako)

『13歳から更年期世代まで 女性ならではの悩みがスーッと消える! 一生モノの生理とからだの取り扱い大全』保健師めぐみ 監修(日東書院本社)
■目次
はじめに
序章 女性の一生と生理の関係
1章 生理についての基礎知識
コラム 『初経』について
2章 生理にまつわる悩みとケア
コラム 知っておきたい!自分の「性器」とのつきあい方
3章 女性特有の不調とトラブル
コラム 性感染症が不安!無料で相談できるサービス・機関
4章 妊娠と出産
コラム 望まないセックス、妊娠が起きたら
5章 閉経と更年期
コラム 『ホルモン』ってこんなにすごい!
おわりに
■保健師めぐみさんプロフィール
ほけんしめぐみ/保健師、看護師。慈恵医科大学付属柏看護専門学校、都立公衆衛生看護学校保健学科卒業。愉氣セラピスト、養護教諭(一種)、衛生管理者の資格もある。子どもの頃からアレルギーで、思春期には生理痛に苦しみ、婦人科の病気で悩んだ過去がある。体質改善につとめ、現在は、インターネット上で思春期から更年期まで、女性の悩みに寄り添っている。
画像提供:日東書院本社(辰巳出版グループ)
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