2017/3/10

結婚や妊娠も原因だった 老化を加速させるストレスとの上手な付き合い方

解放感!!!

生きていれば必ず付き合うことになるストレス。ストレスといえばマイナスのイメージであるため、その原因となることもマイナスの出来事であることを連想しがちです。

しかし、結婚や出産といった人生において喜びとなる出来事もまたストレスとなることを知っていますか? そう、私たちは知らず知らずのうちにストレスを溜め込み、老化を加速させている恐れがあるのです。

今回はストレスと老化の関係とストレスとの上手な付き合い方についてお話ししたいと思います。

ストレスとの上手な付き合い方4つ

人はストレスを感じるとイライラしたり、緊張したり、不安を感じるなど様々な感情に揺さぶられることになります。その結果体内で大量に活性酸素が発生することとなり、そのことが老化を加速させることにつながるといわれています。ですから、ストレスを溜め込まないことがアンチエイジングの基本!

では、人はどのような時にストレスを感じるのでしょうか。『ホームズの社会的再適応評価尺度』によると、「配偶者の死」が最も重度のストレスで、次に「離婚」「別居」が続きます。

しかし、7番目のストレスには「結婚」、12番目のストレスには「妊娠」が挙げられています。人生の喜び(子供の独立や自身の恋愛さえも!)でも、少なからずストレスとなるということ。

つまり何らかの変化や感情の揺れ動きはストレスをもたらすということで、生きている以上、私たちは何らかのストレスにさらされているのです。

ストレスと上手に付き合っていく上でのポイントをご紹介します。

人生のぼりくだり

1.ストレスを発散する方法を身につけておく
ストレスを発散する方法を身につけておくと、ストレスを溜め込むのを防ぐことができます。趣味に没頭するのもいいですし、運動や入浴などで汗を流すのもいいでしょう。また、人と会って気分転換する、その日あった嫌なことを日記などに書き出すなど自分にあったストレス発散法を日頃から見つけておきましょう。

2.物事の受け止め方を変えてみる
同じ事柄が起こったとしても人によって受け止め方が異なり、その結果ストレスの度合いも変わってきます。嫌なことや不安なことにぶち当たった時も「なるようになる!」など受け止め方を楽なように変えてみるのもひとつです。また、自分を肯定し、どんな困難も乗り越える力があると信じることも大切です。

3.自分の世界を持ち、人生を楽しむ
子供の独立や夫婦の別れ、近親者との死別は大きなストレスをもたらすことがわかっています。そのため日頃から家族に依存せずに自分の世界を持ち、人生を楽しみましょう。

4.自分のストレスレベルを考慮しながら健康診断を受ける
配偶者との別れや結婚、妊娠、退職、転職、心身ともに大きなトラブルを抱えることなどはストレスのレベルも高いといわれています。そういった事柄を短期間にいくつも体験することは大きなストレスとなり、時に命に関わるような重大な疾患に結びつくこともあります。そのため定期的に健康診断を受けることはもちろん、自分のストレスレベルを考慮して時に前倒しにして健康診断を受けるなど柔軟な判断をしていくことが大切です。自身の健康を過信せずに、自分の心や体の声に耳を傾けながら常に生活しましょう。

いかがでしたか。ストレスは老化を加速させるだけでなく、時に命をも奪う可能性があることを自覚して上手に付き合いましょう。

遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

ランキング RANKING

Instagram