「今日からできるアンチエイジング」ということで、今回は身近な食品のひとつである「ハチミツ」を使ってアンチエイジングする方法をご紹介したいと思います。
ハチミツの効能というと、食べて得られるもののみを連想しがち。しかし、ハチミツは直接肌に塗ることもでき、2つの方法からそれぞれ嬉しい効果を得ることができます。
食べて得られる効果
(1)感染症を予防・改善する
ハチミツには殺菌作用があるため感染症を予防・改善する効果が期待できます。中でも優れた殺菌作用を持つのは、マヌカハニー。ピロリ菌や大腸菌などを除菌したり、乳酸菌などの善玉菌を活性化させたりする効果があるといわれています。マヌカハニーにはさまざまな規格があるので、食べやすさや目的に合わせて選ぶことが大切です。
(2)歯石を予防する
ハチミツは甘いので、虫歯など口腔環境の悪化が気になるところ。しかしハチミツには歯石や虫歯、歯周病、口臭、口腔腫瘍などを予防する効果があるといわれています。そのため口腔内の慢性的な炎症や歯周病は、糖尿病や心筋梗塞、骨粗しょう症などを引き起こす可能性が指摘されていることも合わせて考えると、ハチミツを食べることで数多くの病気を予防できる可能性があります。
(3)メタボや生活習慣病を予防する
ハチミツというと、高GI値の食品の代表格として敬遠されているような風潮が少なからずあります。しかし、これはすべてのハチミツに限ったことではありません。
確かに、甘みの強いハチミツの多くは高GI食品であることは事実のようです。しかし、その一方で国産とルーマニア産のアカシアハチミツは低GI食品であることが明らかになっています。つまり、国産とルーマニア産のアカシアハチミツにはメタボや生活習慣病を予防し、アンチエイジング効果があるということになります。
ちなみに、ハチミツには抗酸化作用もあり、ルーマニア産のアカシア、ヒマワリ、甘露、百花、ライム、シーバックソーンの6種のハチミツの中では、甘露ハチミツの抗酸化作用が最も高いことも研究の結果、明らかになっています。
このほか、ハチミツを食べることで疲労回復効果や腸内環境を整える効果、貧血を予防する効果、傷の治りを早める効果、脂肪を燃焼させる効果、免疫力を高める効果などがあるといわれています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。