2014年8月24日、ワタリウム美術館(渋谷区)で増田セバスチャン氏のトークショー「2020年の原宿kawaii~運動体としてのアート~」が行われました。長年に渡り「原宿kawaii」をけん引してきた、セバスチャンさんから見た「原宿カルチャー」の移り変わりをレポートします。
土曜の終電で原宿へ
増田セバスチャン氏は1995年から現代まで原宿を中心に活動し、きゃりーぱみゅぱみゅのアーティストデビュー時には美術演出を担当してきました。日本のkawaiiカルチャーの第一人者であるセバスチャンさんは、原宿カルチャーの「はじまり」は、歩行者天国(ホコ天)だったと話します。
高校生くらいにもなると、土曜の終電で原宿へ向かい代々木公園で夜を過ごし、翌日にはホコ天で気の合う仲間たちと集うようになったそうです。活気に満ちた当時の写真をスライドショーで映しだしながら、「若者の自由な表現の場所、ホコ天があったからこそ、今の原宿カルチャーができたのではないでしょうか?」とセバスチャンさんは語りかけます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。