出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2014/6/24

【第12回】日本一泣ける劇団の傑作です! 笑いと涙の魔術師・宅間孝行の「夕~ゆう~」

ハンカチは必需品

誰にでも身に覚えのある淡い初恋の思い出。宅間孝行の脚本は青春ど真ん中ラブストリーリを、恥ずかしげもなく描きだします。

劇の前半は思い切り笑わせてくれます。客席がドッと同時に笑い出すような爆発的な笑いが何度も起きます。その後、一転して悲しい設定が続き、徐々に客席からはすすり泣きが聞こえ始め、クライマックスでは嗚咽まで聞こえてきます。芝居が終わり客席が明るくなった時には、観客のほとんどが目を真っ赤にしているに違いありません。

この夏、もう一度青春時代に戻り、思い切り泣いてみませんか。


タクフェス第2弾公演『夕~ゆう~』
東京公演 7月3日(木)~7月21日(月) 池袋サンシャイン劇場
新潟公演 7月26日(土) りゅーとぴあ劇場
大阪公演 8月9日(土)~8月17日(日) 森ノ宮ピロティホール
仙台公演 8月23日(土) イズミティ21
名古屋公演 8月27日(水)~8月31日(日) 名鉄ホール
札幌公演 9月3日(水)~9月4日(木) 札幌市民ホール
脚本・演出:宅間孝行
出演:内山理名・上原多香子・高橋光臣・藤吉久美子・山崎静代(南海キャンディーズ)・阿部力・宅間孝行 他
作品の詳細は公式サイトで。


出雲 あきら(いずも・あきら) 出雲 あきら(いずも・あきら)

演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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