手土産の激戦地、東京駅。
利用するたびに、何を買おうか?なんて迷ってしまいますよね。
そんな東京駅で、ひときわ行列ができ、存在感のあるお店を知っていますか?
その名も「ヒトツブカンロ」。カンロの創業100周年事業としてオープンした直営店です。
2012年のオープンですが、23年の東京駅内施設、グランスタ・エキュートの手土産スイーツランキングで「ヒトツブカンロ」の商品が2位にランクインするなど、東京駅の手土産の顔にもなりつつある存在です。
SNS上では、
「昼に行っても当日分は完売している」
「マジで100人並んでるんじゃないかって思うわ...」
「すごい行列」
との声が。開店から約10年経った現在でも、毎日のように行列ができるほどの熱狂ぶりです。
そんな「ヒトツブカンロ」について、担当者に話を聞いてみました。
ある意味、計算が外れた使われ方
ヒトツブカンロでは、「ヒトからヒトへ つながるヒトツブ」をコンセプトに、アメをあげる楽しさともらう楽しさを作り出したいという思いで開発した商品を展開しています。東京駅の直営店と通販で購入することができます。
たとえば、「ヒトツブカンロ」の主力商品のグミッツェルは、パリッとした今までにない新食感が楽しめるグミキャンディで、発売から現在(2023年7月末)までに、約1600万枚を販売する大人気商品。人に贈りたくなる可愛いデザインです。
SNS上を見ても、ヒトツブカンロの商品は、
「ちょっとした手土産に持ってくと女子ウケ抜群なんだよな」
「ちょっと『手土産』くらいのときの私のお薦め」
「簡単手土産によく活躍する」
「ちょっとした贈り物にもオススメやぞヒトツブカンロ」
と性別関係なく、気軽な手土産として購入されているようです。
このように、今でこそ老若男女問わず手土産の定番として受け入れられていますが、担当者によると、「ヒトツブカンロ」は、東京駅内店舗の開業時、"東京駅を利用する丸の内OL"をターゲットに設定していたんだそう。
出店した施設全体のコンセプトが「デイリーハピネス」だったことで、20~30代の働く女性をターゲットに、プチギフトのほか「日常のちょっとしたご褒美」としての利用を想定して商品をラインアップしていたんだそう。
しかし、担当者は
「オープン後に手土産需要の多さに驚き、むしろ手土産の想定が少なかったとも言えます」
と振り返ります。
オープン当初の想定以上だったという手土産としての需要。担当者によると、現在ではそのほか、「自分用のご褒美スイーツ、プチギフト、祖父母から孫などのご家族のコミュニケーションツール、ブライダルのプチギフト、等でご購入いただくことが多い」といいます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。