しろくま、白熊、白くま...正解は?
こんなにも種類が豊富なしろくまアイスですが、「しろくま」の表記にバラつきがあるのが気になりませんか?
そこで、11種と豊富な品揃えの丸永製菓へ電話取材をしてみました。
Q 丸永製菓のしろくまアイスはすべて商品名前が違うようですが...どう使い分けていますか?
A 当社では、1972年(昭和47年)にかき氷タイプの「白熊」を発売して以来、アイスバー、ビックサイズ、パフェタイプの「白くまパフェ」など、様々な商品を発売してきました。商品タイプごとに名前を変えた理由としては、ラインアップが増えたため、どのアイスを注文されたのかを明瞭にするためです。
広報担当者によると「実は、商品名だけでなく白熊のキャラクターも発売当初では絵のタッチや顔もそれぞれ異なっており、シリーズとしての統一感もありませんでした」とのこと。
そこで、2006年にキャラクターを作り、シリーズで統一させようと、今のかわいい白熊のイラストになりました。
この白熊には、「くま吉」という名前もあります。
「2009年にかわいい白熊のイラストに対して社内で名前を公募した結果、くま吉という名前に決定し、当社のアイスにはくま吉が目印のアイスになりました。今ではLINEスタンプにもなっていますよ」
せっかくなので、もうひとつ気になっていたことも聞いてみました。
Q アイスの具材トッピングが手作業で行われているのは本当ですか?
A はい。今でもカップタイプの具材の盛り付けは一部手作業です。
また、「具材が動かないように練乳を具材の下に敷き、輸送中に具材がカップの中で踊らないようにしているんですよ!」と豆知識を教えてくれました。
たまたま白熊に見えたという偶然の産物が、しろくまアイスとして残り続けていると思うと奇跡としか思えません。これからもしろくまアイスの最新情報が入り次第みなさまへお届けしますね!
シズリーナ(荒井健治)
アイス評論家兼イートデザイナー。これまでに4万5000個以上ものアイスを食べ歩く。TV、ラジオなどメディア出演多数。市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボも手がける。
【Twitter】@sizzleeena/【Instagram】sizzle_feeling426
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。