アンチエイジング効果抜群のナッツ2つ
(1)アーモンド
アーモンドがアンチエイジング効果抜群であるといわれる所以は、"若返りのビタミン"の異名を持つビタミンEが豊富に含まれていることが関係しています。その含有量はゴマの約300倍、ピーナッツの約3倍であるといわれています。
また、アーモンドには食物繊維もたっぷりと含まれています。その含有量は食物繊維が豊富で知られているごぼうの約1.6倍というから驚きます。
この他、アーモンドには悪玉コレステロールを下げる効果や余分な糖や脂肪の吸収を防いで便で排出する作用などがあるといわれています。そのようなことからアーモンドはナッツの王様と呼ばれています。
そんなアーモンドですが、前述の通りカロリーが高い上、食物繊維が多く含まれているので食べ過ぎは厳禁。アーモンドを食べる場合には多くても20粒程度にし、少量から食べ始めるのがおすすめです。
(2)クルミ
ナッツの中では軽い食感で渋みのある味わいのクルミもアンチエイジング効果抜群のナッツです。クルミに含まれる栄養素でまず注目したいのが、α−リノレン酸。必須脂肪酸のひとつであるα−リノレン酸には血流を改善したり、血栓や動脈硬化を予防したりする効果があるため、生活習慣病の予防に効果があります。この他、細胞を活性化する作用があるといわれています。
また、クルミの薄皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールには高い抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果が期待できるわけです。そして、骨や歯を丈夫にする効果もあるといわれています。
とはいえ、クルミも食べ過ぎはNG。7粒程度の摂取がおすすめです。
アーモンドとクルミをベースに、別のナッツを少量組み合わせて食べるのもOK。ただし、いずれの場合も手のひらに軽くおさまる程度の量に留めておきましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。