「肌冷え」が乾燥・くすみを促進する! 今すぐできる解消策6つ
清潔な手で優しくそっと肌に触れてみてください。ひんやりとしていたら、それは肌が冷えている証拠。そのまま放置すると乾燥やくすみを促進して、さらなる老化を招くことに繋がります。
「肌冷え」のサインを見逃さず、気がついたらできるだけ早く対処することがアンチエイジングの近道です。そこで今回は、「肌冷え」を解消する方法をご紹介したいと思います。
習慣づけたい肌冷え克服法
(1)毎日入浴する
気温が低下するとそれに伴い皮膚の温度も低下して血流が悪くなります。そのため肌冷えを解消するには、体や肌を温めたりして血流をよくすることが大切です。まずは毎日湯船にゆったりと浸かることを習慣にしましょう。なお、汗をかくまで入るのが理想的です。入浴後は薄着せずに保温することを心がけましょう。
(2)体を冷やさず、温める
日頃から体を冷やさないように心がけましょう。薄着しないことはもちろんのこと、足首、手首、首を露出せず、温めることが効果的です。その上で、冷たい食品や体を冷やす作用がある食品の摂取はできるだけ控えることが大切です。体を冷やす食品は、夏野菜や南国で採れる食品の他、ビールや緑茶などです。そして、逆に体を温める作用のある火を通した生姜や根菜、黒砂糖、玄米、紅茶、赤ワインなどを心がけて口にしましょう。
(3)マッサージする
マッサージをすると血流がよくなることによって肌冷えが解消されるだけでなく、肌に血色がプラスされます。また、リンパの流れを意識してマッサージすると老廃物を排出することができ、リフトアップ効果も期待できます。特に朝は寝ている間に肌が冷え、老廃物が溜まっている状態です。ぜひ朝のマッサージを習慣にしましょう。なお、マッサージの際はオイルやクリームを多めに塗り、指の滑りをよくして力加減に注意しながら行うことが大切です。
(4)肌を温める作用のあるコスメやスチーマー、蒸しタオルなどを使う
肌冷えを解消するには、ダイレクトに肌を温めるのも効果的です。温感コスメや血流を促進させる効果のある炭酸コスメを使ったり、スチーマーや蒸しタオル、美顔器などで肌を温めましょう。特にスキンケアの最初に温めケアを行うと、次に使うコスメの浸透をよくする効果があるのでおすすめです。
(5)眠る時にはマスクやアイマスクを使う
日中の肌冷えは気にならないものの、寝室が寒いなどの理由で寝ている間の肌冷えが気になるという人もいるのではないでしょうか。そんな人は就寝時にマスクやアイマスクを使うのがおすすめです。そうすると保温効果があり、寝ている間の肌冷えを防ぐ効果があります。ただし、アイマスクやマスクはゆとりと通気性があり、肌に優しい素材のものを選ぶことが大切です。
(6)密封効果の高いクリームを多めに使う
毎日のスキンケアは化粧水と乳液で済ませているという人もいることでしょう。しかし、冷えが気になる季節はクリームを使うのがおすすめです。化粧水と乳液でケアを終えた時と、クリームを最後に使うケアとを比較すると、後者の方が肌の表面温度をキープする効果があるといわれています。そのため肌冷えを解消するには、密封効果の高いクリームを少し多めに塗るのが◎。また、その時手を温めてマッサージしながら塗るとより効果的です。
肌が冷えているとコスメの浸透も悪くなり、一生懸命にケアをしても本来の効果が得られないことがあります。そのため一刻も早く肌冷えを解消して生き生きとして若々しい肌を育みましょう。
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。