若白髪は腎臓や生殖器の衰えが原因?
中医学では、若白髪の原因は五臓の「腎」の衰えが密接に関係していると考えられています。
「腎」とは、腎臓や生殖器や成長をつかさどる重要な部分。頭皮やホルモンなども支配すると考えられています。「腎」の衰えが気になる人は、若白髪のほか、目の下にクマがある、むくみやすい、疲れやすいといった症状も現れるようです。思い当たる人は注意したいですね。
「腎」を強化するためには、足腰を鍛えて下半身に筋肉をつける、身体を温める、黒豆やわかめ、ひじきなどの黒くてぬめりのある食べ物をよく食べるといったことが効果的のようです。
また、「腎」が衰えると、カルシウムの吸収力が落ちるといわれていますが、カルシウムはメラノサイトを活性化させるためには不可欠な栄養素です。カルシウムを積極的に摂取することも同時に心がけましょう。
白髪を予防・改善するためには、長期的な努力が必要となります。まずは数か月単位で続けてみることをおすすめします。
また、様々な対策を行ってもある部分の白髪だけどうしても改善しない、ある部分だけ束になって生えてくるという場合は、「白斑」の可能性も。親しい人か皮膚科で一度頭皮の状態をチェックしてもらいましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。