年齢を重ねるごとに肌や体の変化を感じている女性は多いと思います。特に、女性は40歳を過ぎると女性ホルモンが激減。それに関連して、肌が乾燥しやすくなり、シワやたるみをまねく、シミが定着しやすくなるなど肌のエイジングサインを加速させることに繋がります。
このほか、爪に縦ジワができる、髪が抜けやすくなる、太りやすくなるといった悩みが出てくる可能性もあり、いつまでも若々しく綺麗でいるためには女性ホルモンと似た働きをする成分を外から補う必要があります。
女性ホルモンと似た働きをする「エクオール」とは?
女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするとして今まで注目を集めてきたのは、大豆イソフラボンでした。しかし、その働きについて研究を進めていく上で判明したことは、大豆イソフラボンを摂取してもその恩恵を受けることができる人とできない人がいるということでした。そして、その恩恵を受けることができるかどうかに「エクオール」という成分が深く関わっていることも判明したのです。
エクオールは、大豆イソフラボンが腸内細菌の力を借りて産み出す成分で、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることがわかっています。このエクオールには更年期症状を緩和する効果があるほか、骨粗しょう症を予防する効果、シワの予防・改善に効果があるといわれています。
しかし、このエクオールを産み出すことができる人は日本人だと約5割、欧米人では約3割なのだそう。つまり、2人に1人の日本人が大豆イソフラボンを摂取してもエストロゲンを産み出すことができないということになります。
そのため、エクオールを自ら産み出すことができない人は外からそれを補うことで、更年期症状を緩和させたり、骨粗しょう症やシワを予防・改善させる見込みがあるのです。
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