夏になると食べたくなる食べ物のひとつ、かき氷。暑い中、かき氷を食べると幸せですよね。でも、家族によって好みのかき氷シロップが異なったり、かき氷シロップを買っても最後まで使い切れなかったり......。
記者の家でも、家族の好みで毎年「いちご」「メロン」など複数のかき氷シロップを買い、余らせてしまっていたのが悩みの種......。
そこで記者が見つけたのは、家にある"みりん"で作れる「かき氷」。煮物などの和食料理でしか"みりん"を使ったことがない記者が、"みりん"を使ったかき氷を作ってみました。
材料は、みりんと好きなフルーツ、氷だけ。
かき氷の要となる"みりん"を使ったシロップは、とても簡単に作ることができます。
【材料】
みりん風調味料...1カップ
好きなフルーツ...適量
氷(かき氷用)...適量
【作り方】
(1)みりん風調味料に好きなフルーツを入れて電子レンジ(600W)で1分ほど温める。
(2)フルーツをつぶすように混ぜ合わせる。
(3)削った氷に、(2)で作ったかき氷シロップを好きなだけかける。
このレシピで使うのは「みりん風調味料」。みりん風調味料を温めすぎるとカラメル状になってしまうので注意してくださいね。軽く水分が出てとろみがある状態がベスト。
材料と作り方を知ったところで、1つ疑問が出てきました。なぜ、「本みりん」ではなく「みりん風調味料」が良いのか。その疑問を解決すべく、「日の出本みりん」などを製造しているキング醸造株式会社の竹山さんに話を伺いました。
みりん風調味料をおすすめする理由は、「水あめが入っていることと、アルコールが1%未満であるから」だそう。みりん風調味料には水あめが入っていて、砂糖の代わりになります。また、溶かす手間も省けるだけでなく、アルコールが入っていないので子どもでも食べられるのもメリット。
一方の本みりんはアルコールが含まれているので、子どもが食べる場合はアルコールを飛ばす必要があります。アルコールを楽しみたい大人向けのかき氷を作るのであれば、本みりんもおすすめとのことでした。
ちなみに、同じくみりん系の調味料としてお店に並んでいる「みりんタイプ」にはアルコールと塩分が含まれているため、かき氷シロップとしては向かないようです。
かき氷シロップを作るには「みりん風調味料」がぴったりという理由を知ったところで、実際に作っていきます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。