シミが気になり始めたら...自宅でできる4つのケア方法
シミが気になり始めたとき、セルフケアでできること
第1に、紫外線対策や美白ケアを継続して行うことです。それと並行して行いたいのが、角質ケア。それにより、肌のターンオーバーを促進し、シミの元であるメラニンを排出してシミを防ぎます。
それぞれのステップは、丁寧に行いましょう。
(1)紫外線対策

自分では十分にしているつもりでも、実は不十分ということがあります。紫外線対策の主役となる日焼け止めの使用量に注意しましょう。少量を薄くのばしたのでは本来の紫外線防止効果は期待できません。
メーカーの推奨量が明記されている場合はそれに従い、ない場合には500円玉大を目安に頬や鼻、額など高い部分は2度塗りしましょう。
天候や外出の有無にかかわらず紫外線の影響は受けます。そのため朝カーテンを開けた段階から日焼け止めを塗っておくのが理想で、朝塗ったままにせず塗り直すことも大切です。3時間を目安に塗り直しましょう。
このほか、目からも紫外線は入るのでサングラスを使用し、日傘や帽子なども併用しましょう。日傘や帽子は遮光100%で照り返しにも対応した商品を選ぶのがおすすめです。
(2)美白ケア

美白成分が配合された化粧品を継続して使用することも、シミ予防につながります。できればラインで美白成分が配合されているものを使うのが理想です。
しかし、それが難しい場合には、一般的に最も美白成分が多く配合されている美容液を年間を通して毎日継続して使用しましょう。
美白成分といってもビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸など多くの種類があります。特におすすめなのはビタミンC誘導体で、シミの元であるメラニンの生成を抑制するだけでなく、メラニンを淡色化する還元作用があります。
このほか、トラネキサム酸は抗炎症作用があり、敏感肌の方でも使いやすい成分としておすすめです。肝斑の内服薬としてもポピュラーです。
とはいえ自分の肌と相性の良い成分は実際に使ってみなければわかりません。また、美白成分もいくつかを組みあせて使うのもひとつの手です。まずは1本継続して使用し、肌の変化を確認し、何らかの変化が感じられないようであれば、別の美白成分が配合された商品にシフトすることをおすすめします。
(3)角質ケア

シミを防ぐために肌のターンオーバーを促進させるために必要なのが、角質ケアです。
しかし、肌に摩擦を与えることはシミ予防の観点からも避けたいところ。毎日の洗顔やクレンジングを丁寧に行いつつ、酵素洗顔やクレイマスクなどを取り入れて肌にやさしい角質ケアを行いましょう。
また、毎日のケアにぜひ組み入れてほしいのが、塗るだけで角質ケアできるアイテムで、敏感肌の方が使いやすい商品もあります。
(4)誤ったケアや生活習慣を見直す
肌が乾燥していると、肌のターンオーバーの乱れに繋がるので、肌を十分に保湿することが大切です。
また、紫外線の影響を強く受けた日にはいつもと同じケアを行うのではなく、肌のほてりを鎮め、美白成分が配合されたシートマスクで集中ケアを行いましょう。
このほか十分な睡眠をとることや肌に摩擦や刺激を与えないよう日頃のケアを見直しましょう。

紫外線対策の一環として抗酸化作用の高い食品を摂取することも大切です。ビタミンCが豊富に含まれた食材や赤い食材を摂取しましょう。

遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。