川崎に2020年に水族館がオープンしたという話は聞いていましたが,コロナで県境移動できない時期が続いたりして、なかなか行くことが叶わず、今回はじめて訪問することができました。
(カワスイのエントランス。ビルの中に意外と広いスペースが)
「カワスイ 川崎水族館」の立地は川崎駅の近くの商業施設「川崎ルフロン」の9~10F。世界から集まってきた魚たちも、このような場所に落ち着くことになるとは驚いたかもしれません。
でも都会の人にとっては癒しの施設になっていそうです。
祖先は4億年前のデボン紀
10Fから入って、まずは多摩川の魚たちのコーナーが。かつて死の川と呼ばれていた多摩川も水質改善によってアユが生息するまでになったそうです。
(花柄のような模様がおしゃれなオセレイトスネークヘッド。魚界のマリメッコかもしれません)
(パーカーホやオスフロネムスグラミーなど世界最大級の淡水魚が集まる水槽。人間を認識してくれそうです)
ヤマメ、カワムツ、ナマズなど日本の魚たちはそこまで派手な見た目ではなく奥ゆかしいです。ニホンウナギが静かに縄張り争いをしていました。
続いてオセアニア・アジアゾーン。スマホをQRコードにかざすと、魚の詳しい説明が表示されます。
真っ赤で鮮やかなコームスケールレインボー、オレンジとブルーのバイカラーがおしゃれなハーフオレンジレインボー、見る角度によって色が変わるニューギリアスリーパーなど一気に華やかな印象に。
(カメレオンシクリッド、ゴールデンゼブラシクリッドなど鮮やかな魚たちの水槽に癒されます)
(岩の上で休憩しているようなライオンヘッド・シクリッド。休みたければ休んでいい、というメッセージを受け取りました)
アフリカゾーンにも、ピコックシクリッド、ラビドクロミス・カエルレ、カメレオンシクリッド、レインボーコンゴテトラなど派手な魚たちが。レオパード・クテノポマという豹柄の魚もいてパーティ会場のような華やかさです。本気を出すと450ボルトの電流を放つデンキナマズもいました。
(肺呼吸もできるアフリカハイギョ。過酷な環境にも臨機応変に対応できるスペックです)
そして地味だけれど威厳を漂わせているのがハイギョです。祖先は4億年前のデボン紀に現れたそうで......そんな大先輩を観賞させていただいても良いものでしょうか。人類の危機について相談したくなります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。