2020年12月末で中国に返還されるはずだったパンダのシャンシャン。コロナの影響でその期限が延びて2021年5月末になった、というのは不安な世の中で明るいニュースの一つでした。
返還前に一目でも会いたい
シャンシャンは勝手ながら思い入れのあるパンダです。母親シンシンがシャンシャンを身ごもって無事に生まれるかどうか国民が見守っていた頃、パンダ舎の外側からシンシンにテレパシーで体調はどうか尋ねました。すると「この子は強いから大丈夫」という答えが返ってきたような気がしたのです。
それから無事に誕生したシャンシャン。一般公開の初日に朝早くから並んだのも良い思い出です。
モコモコしたシャンシャンがお母さんのあとをついて歩いている姿が忘れられません。それからあっという間に時が経ち、シャンシャンも3歳半に。返還前に一目でも会いたいです。
ただ昨今の感染症の状況から、ふらっと恩賜上野動物園に行けるような状況ではありません。動物園に行きたい人は公式サイトで整理券を予約する必要があります。見ると結構埋まっていて、平日の15時45分という微妙な時間帯を予約。
予約時間前に行くと入場待ちの列ができていました。10分ほど寒さに耐えて、入り口近くで整理券のQRコードを見せて、チケットを購入し、入場できた......とホッとしたのもつかの間、目の前にはさらに過酷な状況が広がっていました。パンダ舎の列です。
順路は二段階あって、最初にパンダ舎でひとめシャンシャンを見てそのまま通り過ぎて動物園内に進む動線。こちらは並ばずにスーッと通れますが写真撮影は禁止です。目にパンダを焼き付けるしかありません。
(やっと動物園に入れたらシャンシャン観覧に60分待ちの標示が......。寒さにも慣れるでしょうか)
もう一つの列は、写真撮影したい人が一階パンダ舎を通って並び直す列。こちらには「60分待ち」の標示があって16回くらい折り返している長蛇の列が......。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。