今年9月11日以降(10月25日付与分)にイオンカードで貯まるポイントがWAON POINTに統合されると発表がありました。
これまでイオンカードの利用で貯まるポイントは「ときめきポイント」でしたが、現金ポイントカードなどで貯まる「WAON POINT」と統合されるようになります。
統合するとどんなメリットがあるのでしょうか?
ときめきポイントとWAON POINTの違い
イオンカードの利用で貯まるのが「ときめきポイント」です(イオンJMBカードなど例外もあります)。通常200円につき1ポイント貯まります。イオンやイオンモールなどのイオングループ対象店舗であれば200円につき2ポイントと、2倍のポイントが貯まります。
(公式サイトより)
9月11日以降は「WAON POINT」が貯まるようになりますが、ポイントの付与率は同じで200円につき1ポイント、イオンなどの店舗では200円につき2ポイントです。ただ単純にポイント名が変わっただけであれば変更するメリットはありません。
変更での大きなメリットはポイントの使い道です。
「ときめきポイント」の場合は、1000ポイント単位での利用でした。例えば電子マネーWAONポイントに交換する場合でも、1000ポイント単位での交換となります。つまり、1000ポイントまで貯めなければ使えないポイントのため、なかなか使えなかったわけです。
しかし、「WAON POINT」の場合は1ポイント単位で利用できます。さらに家族にポイントを送ったり友達にポイントを送ったりする事もできるなど、使い道も様々です。
今までのときめきポイントは自動的にWAON POINTに交換されるわけではありませんが、10月25日以降、1ポイント単位でWAON POINTに交換するサービスも開始する予定です。
ポイントが統合されると、現金専用のWAON POINTや電子マネーWAONでの支払い、イオンカードでの支払いのポイントを合算して利用できるようになるため、使い勝手が向上します。
以前、ソフトバンクのポイントがTポイントに切り替わったとき、貯まるポイントは半減しましたが、消費者の満足度は向上したように、消費者は貯まりやすいポイントよりも使い勝手の良いポイントを好む傾向があります。
企業にとっては、様々なポイントを統合するとクロスユース率(他のサービスを利用する率)が上がり、自社内のサービスを回遊させることができ、売上アップに繋がります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。