辛酸なめ子の東京アラカルト
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが注目する東京のお出かけスポットやイベントを紹介。辛酸さんならではの視点、現地でのエピソードに思わずニヤッとしてしまいます。
2021/2/11

物欲と食欲、服欲の全てを満たす「無印良品 東京有明」【辛酸なめ子の東京アラカルト#47】

(レトルトカレーがおいしくて人気の無印、種類も豊富で備蓄にも良さそうです)

東京にまだこんな大型店舗の余地があったとは......。関東最大級の「無印良品 東京有明」「ショッピングシティ 有明ガーデン」内にオープンしました。1~3階までの約4600平米のスペースが無印になります。ちなみに無印良品 銀座店も相当広いですが約3900平米でした。

購買欲を高める「わざわざ来た感」

さっそくオープンしてから2回ほど「無印良品 東京有明」を訪れました。ゆりかもめの有明駅からは4分、りんかい線国際展示場駅からは7分とちょっと歩きます。

有明自体、都心から若干距離があるのですが、このわざわざ来た感が、何も買わないでは帰れない、という購買欲を高めます。そして巨大なタワマンにも圧倒されます。ここに住んでいたら何不自由なく買物ができそうで、そこまで格差なくセンスの良い暮らしができそうです。

(食材を買いたいけれど広大なモールのスーパーに行く体力はちょっと残っていない......という時にありがたい無印の野菜コーナー)

こちらの無印では、野菜から衣服、家まで生活の全てに関するものを買うことができます。

広大なので密にならず適度に空いています。1階は、食に関するフロア。

(東京有明限定の特大バウム。ファミリー層が多そうなので需要あると思われます)

入ってまず目を引くのは巨大バウムクーヘンのタワー。有明限定の特大バナナバウム、特大紅茶バウム、特大チョコバウムなどそれぞれ999円で売られていました。カロリーは3000kcal越え。一応普通サイズのバウムも多種類売られています。

(整然と並ぶ瓶がもはやアートのように美しいです。価格も手頃です)

さらにカロリーをカットしたい人には、「お菓子の量り売り」がおすすめ。クッキーやせんべい、チョコなど小袋入りのお菓子を袋に入れて、100gあたり400円で購入できます。お菓子5.6袋で20g強、100円ほどという安さです。

(お菓子は300円まで、という遠足の時にも重宝しそうな量り売りコーナー)

お菓子以外にも、ドライフルーツや雑穀、コーヒー、お茶など量り売りされていました。シンプルな包装で必要な分だけ買えてエコロジーです。エコといえば、「食品回収ステーション」という他では見ないサービスも。

家で余っている、賞味期限が近付いた缶詰やレトルト食品を回収し、寄付に回すそうです。賞味期限切れの食品ならいっぱいあったのですが......残念です。3階には古着回収ステーションもありました。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]家具だけでなく家屋まで販売する無印のブランド力
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