食べ過ぎちゃう年末に。大豆ミート使ったハンバーグレシピはいかが?
今年はSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、大豆ミートの需要が大きく伸びました。コンビニでも大豆ミートを使った商品が多く並びましたね。
健康食材としても優秀な大豆ミートですが、実際自宅で調理するとなると、いまいち使い方がわからないという人もいると思います。
そこで今回は、最新刊「お腹いっぱい食べて内臓脂肪を落とす 大豆ミートダイエット」を上梓した総合内科専門医の池谷医院院長、池谷敏郎先生に大豆ミートとオリーブオイルを使ったレシピを教えてもらいました。
健康にもよくコロナ太りの改善にもつながるそうですよ。
大豆ミートハンバーグ 材料(2人分)
・大豆ミート(ミンチ・レトルトタイプ)2パック(160g)
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
・玉ねぎのみじん切り 中1/2個分
・じゃがいも 小1個
・ナツメグ 小さじ1/4
・食塩・粗びき黒こしょう 各少々
1)玉ねぎのみじん切りを電子レンジ(600W)で透明になるまで3分ほど加熱する。
2)じゃがいもを電子レンジ(600W)で3分ほど加熱し、熱いうちになめらかになるまでつぶす。
3)ボウルに大豆ミートとオリーブオイル(大さじ1)を入れて、大豆ミートの粒がつぶれるまでよく練り混ぜる。
4)3のボウルにじゃがいもに玉ねぎのみじん切り、ナツメグ、塩・こしょうを加えて、混ぜ合わせる。
5)小判型に成型し、オリーブオイル(大さじ1)をひいたフライパンを中火で熱し、ハンバーグを並べて両面焼く。
ポイントは、オリーブオイルと一緒によく混ぜること。大豆ハンバーグはお肉のようにしっかり固まりません。柔らかくても焼き目がついていれば完成です。
「大豆ミートは、カロリーが低く、食物繊維が豊富。肉の食感や味わいが感じられるのに動物性脂肪はゼロです。大豆ミートをオリーブオイルで調理すれば、動物性脂肪をオリーブオイルに置き換えたお肉のようになり、血管をいたわりながら満足感のある食事が楽しめます」(池谷先生)
トマトソースは、鍋ににんにくのみじん切り(小さじ1)とエクストラバージンオリーブオイル(大さじ1)を入れてから弱火にかけて炒め、香りがたったらカットトマト水煮缶(1/2缶)、食塩、粗びきこしょう(各少々)を加えて、中火で軽く煮詰めれば完成です。
ちなみに、コロナ太りのもっとも有効な改善方法は、摂取過剰となっている糖質、炭水化物の制限。「米、麺、パンや菓子、清涼飲料水、甘いフルーツをできるだけ減らしましょう」とアドバイスを送ります。
ただし、ここで問題となるのがエネルギー不足による体調不良。
「タンパク質とともに良質な脂質を摂取して、極端なエネルギー、栄養不足を防いでください。 調理の際にはエクストラバージンオリーブオイルを上手に活用しましょう。主成分であるオレイン酸には血中の善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)のバランスを整える働きがあり、また、動脈硬化の原因となる酸化ストレスを防ぐポリフェノールをたくさん含んでいます」
上手に健康食材を使って、ついつい食べ過ぎてしまう年末年始の対策としたいですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。