マイナポイント事業の注意点は?
今回は上乗せ分のポイントを紹介しましたが、マイナポイントとして登録するのは普段使うキャッシュレス決済サービスを選択するのが鉄則です。
最大5000円の還元で、上乗せ分があればさらにお得ですが、結局使わなければ意味がありません。2万円チャージして5000円分のポイントを獲得しても、2万5000円を使う必要があります。普段使っているキャッシュレス手段であればすぐに使い切る金額ですが、使い慣れていない場合は使い切るのにかなりの時間がかかります。もちろん、使えそうだなと思っていたキャッシュレス手段で上乗せ分がある場合は、チャレンジしてみるのもおすすめです。
前回も書いた通り、5000円の上乗せだけを考えてマイナンバーカードを作るのはなかなかハードルが高いため、マイナンバーカードを持つ意味をよく考えて行動しましょう。
マイナンバーカードは身分証明書になったり、将来的には保険証の機能も搭載予定です。また、自治体によってはコンビニで住民票の写しなどを通常よりも割引価格で発行する事もできるため、便利でお得な面もあります。マイナポイント事業の5000円だけでなく、マイナンバーカードを持つメリットがあるかどうかをよく考えてみてください。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。