キャッシュレス・消費者還元事業が2020年6月末で終了します。コンビニ等で2%還元、中小企業で5%還元と政府による還元キャンペーンでしたが延長もなく終了となります。
7月以降は還元が終了するため消費の落ち込みがあるはずですが、7月24日から開催されるはずだった東京五輪でカバーできると言うのが政府のスキームだったはずです。
しかし、東京五輪自体が延期となってしまい、さらにコロナショック。結局、昨年10月の消費増税だけが残りました。そのため、キャッシュレス・消費者還元事業の延長もあるのかなと思っていましたが延長はなし...。7月、8月はさらに消費が落ち込むのではないでしょうか。
7月、8月と書いたのは、9月以降にマイナポイント事業が始まるためです。9月以降の開始ですが申請自体は7月からですので、今回はマイナポイントの紹介をしたいと思います。
どのくらいお得なの?
マイナポイントはキャッシュレス決済したときに1人あたり最大25%還元される事業です。25%ってものすごい率ですが、"最大"と言うところが重要。還元上限は期間中に5000円。つまり2万円利用またはチャージ時に最大の25%還元となるのです。
また、"1人あたり"も重要な点で、キャッシュレス・消費者還元事業のように複数カードを利用して1人でたくさん還元を受けるという事はできず、1人につき5000円がマックスです。
1人あたりですから、4人家族であれば2万円の還元が最大。家族が多ければ多いだけ、最大還元額も多くなるわけです。
なぜマイナ?
ポイント名についている「マイナ」。これは「マイナンバーカード」の事です。マイナンバー通知カードではダメ。顔写真のついたマイナンバーカードが必須です。
一気にハードルが高くなりましたね。そう、マイナポイント事業はマイナンバーカードの普及とキャッシュレスの普及を目指す事業ですのでマイナンバーカードが必須です。マイナンバーカードが必要なので "1人あたり"の抜け道はありません。
現在はマイナンバーカードを申請してから入手できるまでに1~1.5か月程度必要です。特別定額給付金の影響でさらに遅れるかもしれません。今から申請して、9月に間に合わないんじゃないか、と思った方。安心して下さい。マイナポイント事業は9月から翌3月までですので、それほど焦る必要はありません。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。