どんな種類のチョコをどれだけ食べればいいのか
では、どんな種類のチョコをどれだけ食べるのが効果的なのでしょうか。
まず種類ですが、これは先にご紹介した効果を求めるなら、カカオ含有量が70パーセント以上の高カカオチョコレートに限るようです。カカオの含有量が多くなれば多くなるほどより嬉しい効果を実感できる可能性が高くなりますが、その分、味に苦味が増し、食べにくくなる傾向にあります。
また、カカオ含有量が多いと、それに含まれるカフェインや脂質が多くなったりしてアレルギーを起こすこともあります。そのためカカオの含有量70パーセントのものを少量から食べ始めてみるのがおすすめです。また、商品を選ぶ際は、できるだけ添加物が含まれていないものを選ぶのがポイントになります。
次に量についてですが、いくら美容や健康に嬉しい効果があるといっても食べ過ぎは厳禁。一般的にはさまざまな研究や実験の結果、1日5回に分けて5グラム程度の高カカオチョコレートを食べるのが効果的であるといわれています。また、この程度の量の摂取であれば、健康な人ならメタボリック症候群を引き起こしたり、体重やBMIの増加を招いたりする可能性が低いのだそうです。
ちなみに一般的な板チョコは半分で約25グラム。1日分の推奨量に相当します。また、あらかじめ5グラム程度個装されている商品もあるので続けやすい商品をいろいろと試して探してみるのもひとつです。
それから、高カカオチョコレートを食べるタイミングもポイント。血糖値の上昇を緩やかにする作用を利用して、食事の前に食べるのがおすすめです。
大切なのは、続けること。まずは4週間ほど続けてみましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。