美肌効果が期待できる油は?
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一方の「美肌効果の高い油」には以下のようなものがあります。
1.オメガ3脂肪酸の多い油
オメガ3脂肪酸は、食生活が欧米化した現代の日本で不足しており、また、私たちの体の中で作り出すことができない栄養素です。そのため外から積極的に補う必要があります。オメガ3脂肪酸は、シワやたるみを防いで美しい肌を育むのに効果があるほか、生活習慣病を予防したり、脳・神経細胞を活性化したりすることに効果があるといわれています。
オメガ3脂肪酸を多く含む油は、亜麻仁油、えごま油、チアシードオイルなどに多く含まれています。これらの油を生で大さじ1杯程度毎日摂取することをオススメします。
なお、ご紹介した油は酸化しやすいため必ず冷蔵庫に入れて保管しましょう。
2.オメガ6脂肪酸の多い油
オメガ6脂肪酸もオメガ3脂肪酸同様、私たちの体で作り出すことのできない栄養素です。そのため心がけて口にする必要がありますが、オメガ3脂肪酸とのバランスが大切だといわれています。オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸=1:4のバランスがベストだといわれているので、このバランスを意識して摂取しましょう。
オメガ6脂肪酸には、コレステロール値を低下させる効果やアレルギー症状を改善する効果、生活習慣病を予防する効果などがあるといわれています。
オメガ6脂肪酸を多く含むのは、ゴマ油、大豆油、コーン油などです。
なお、オメガ6脂肪酸の摂取量には注意が必要で、過剰摂取すると動脈硬化や免疫力の低下、アレルギー症状が出る恐れなどがあるといわれています。そのためその摂取量は1日あたり9~10g程度に留めておくとよいでしょう。
3.EPAの多い油
EPAは血液を健康な状態に保ち、動脈硬化や心筋梗塞などを予防する効果があるといわれています。このEPAはイワシやサバといった青魚に多く含まれていて、乾燥肌を改善する効果もあるのだそう。ぜひ心がけて青魚を口にしたいですね。
このほか、抗酸化作用の高いオリーブオイルやアボカドオイルなども美肌効果やアンチエイジング効果が高い油だといわれています。そういった体に嬉しい効果をもたらす油をバランスよく取り入れて、老ける油を控えることで若々しい肌と体を育みましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。