2017/3/30

老化の原因の8割は紫外線! 老けないための日焼け止め選びのポイント

紫外線 吸収剤と散乱剤の使い分け方

日焼け止め製品には「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」という成分のどちらか、もしくはその両方が配合されています。

SPF値が高い日焼け止めで、肌にのばした時に白くならず快適に使用できるものには、「紫外線吸収剤」が使われている傾向があります。紫外線吸収剤は肌の上で化学反応を起こす仕組みになっているので刺激が強いです。そのためこちらが配合された日焼け止めを常用することはおすすめできません。

では、もう一方の「紫外線散乱剤」を配合した日焼け止めならば安全性が高いかといえば、必ずしもそうではありません。SPF30以上で酸化チタン(紫外線散乱剤の1種)を配合している商品の場合、ナノ粒子を使用している可能性が高いといわれています。

ナノ粒子は皮膚の角質層を透過し、免疫系などに悪影響を及ぼす危険性が指摘されています。ナノ粒子の有無が自分で確認できない場合は、メーカーに問い合わせるなどして注意しましょう。

現在は塗る日焼け止めのほか、飲む日焼け止めも販売されています。他にも日傘や帽子、サングラスなどをうまく併用しましょう。

また、日焼け止めを塗る際は量や塗り方にも注意が必要です。量は500円玉大を目安に、手でのばしてなじませるのではなく、スタンプを押すようにして肌に重ね塗りしましょう。そして、同時にこまめな塗り直しも心がけて紫外線から肌を守りましょう。

遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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