根本的な冷えの改善は身体の内側から
体をあたためるものを取りいれましょう
前項では表面的な肌の冷えへの対処法についてご紹介しましたが、冷えを根本から改善するには身体の内側からのケアが重要なポイントになります。まずは身体を冷やさないことを心がけましょう。
薄着しない、冷たい食品を口にすることを控えるほか、身体を冷やす作用のある食品の摂取を控えましょう。身体を冷やす作用のある食品はトマトやキュウリ、なすなどの夏野菜や南国でとれるバナナやコーヒーなどの食品、緑茶や白ワイン、ビールなどです。
逆に身体を温める効果のある食品は白菜や大根、人参、ゴボウなどの冬野菜や根菜、生姜やにんにくなどの香辛料のほか、紅茶、赤ワイン、日本酒など。これらの食品を温かい状態で心がけて口にしましょう。(ただし、飲酒とカフェイン飲料はほどほどに。)
このほか、全身を温めるには毎日入浴する、毎日適度に身体を動かす、締め付けるような下着を身につけない、下腹部と仙骨(腰の辺りにある三角形の骨)にカイロをつける、全裸で眠る、手や足の指でグーとパーを何度も繰り返すといったことも効果があります。ぜひ取り組んでみてください。
素肌って気持ちいいもんね
忙しい時や気持ちに余裕のない時は自分の冷えを見過ごしてしまいがち。時々そっと肌に触れて肌が発しているサイン、冷えやごわつきなどに目を留めることが大切です。冬に老けないためにもぜひ今日から温活に取り組んでください。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。