2015/11/10

1本でシミにもシワにも!「馬油」の秘められたエイジングパワーをおさらい

エイジングサイン別「馬油」の使い方

筆者自身数年にわたり馬油を愛用し、その様々な効果と使い方を研究してきました。その中からエイジングサインに効果がある使い方をご紹介したいと思います。

1.シワ

シワの気になる部分に馬油を塗りこみます。この時、馬油を塗る反対側の手でシワをのばすようにしながら塗るのがポイント。そして、シワの方向とは反対の方向へ軽く指で引っ張るようにマッサージしましょう。筆者自身毎日続けることでシワが薄くなりました。

2.首のシワ

馬油を適量手に取り手と手を合わせ馬油を温めます。首の上から下へ馬油を手のひらでなじませたら、シワの部分に手をあて外側に手を引く要領でシワを軽くのばします。この縦横マッサージを毎日繰り返すことで筆者自身首のシワが目立たなくなるという嬉しい体験をしました。

3.くすみ

馬油には血行を促進し、新陳代謝をよくする効果があるといわれています。そのため肌のターンオーバーが促進されくすみにも効果が期待できます。筆者おすすめの使用法は馬油パック。方法は下記の通りです。

1.夜、クレンジング後馬油をたっぷりと顔に塗ります。
2.1の状態で湯船に浸かり、上から蒸しタオルを2~3分のせます。
3.入浴後通常のスキンケアを行いましょう。

4.シミ

筆者の肌にはシミがないためその効果を直に確認することはできません。しかし、長年馬油の薬効について臨床的な研究をされていた医師の木下繁太朗先生によると、人差し指、中指、薬指の3本で馬油をマッサージするようにシミ部分に塗るとシミが薄くなった症例があるのだとか。ただし、そのためには毎日続けること、効果が現れるまで気長に続けることが大切なようです。

5.大人ニキビ

前述の木下先生によると清潔にした状態のニキビに1日3、4回馬油を塗ることで改善する見込みがあるのだそう。この時注意したいのは力加減。ニキビに強く触れ炎症を引き起こすことがないよう馬油を塗る際は中指と薬指の腹を使って優しく触れるとよいそうです。

6.乾燥

年齢を重ねると肌内部のセラミド量が減少することも影響して乾燥しやすくなります。肌が乾燥するとエイジングサインを加速させることにつながるため注意したいもの。そんな時にも馬油は効果的です。筆者のおすすめは馬油をブースターとして使用する方法。洗顔やクレンジング後の清潔な肌に馬油を塗ってから通常のスキンケアを行いましょう。次に使うアイテムの浸透を高める効果も期待でき、保湿力がアップします。

7.白髪

白髪が発生するメカニズムは完全にはわかっていないものの、血行不良がひとつの大きな要因であるといわれています。そのため、血行を促進し新陳代謝を高める効果がある馬油は白髪にも効果があるといわれています。シャンプー後の清潔な頭皮に馬油を少量塗りこみ指の腹を使って頭皮全体を揉みほぐす要領でマッサージしましょう。毎日続けることが大切です。

1本でこれほどまでに多くの効能があるアイテムは他にそうないと思います。また、馬油は非常に安価で2000円しない商品が多く出回っています。合成香料などを含まないできるだけナチュラルな製法の馬油で今日からエイジングケアを始めてみませんか?


遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。
公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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