2015/10/10

老化の危険因子を探す「アンチエイジングドック」 受けておいた方がいいこれだけの理由

美容医療というと、レーザーやボトックスなどエイジングサインを「消す」という治療にスポットライトがあたりがち。しかし、もっと皆さんに注目していただきたいのは自分の体や肌のことを知ることができる様々な検査。そこで、今回はそういった検査の1つとしてアンチエイジングドックについてご紹介したいと思います。

tbm139468_pho01.jpg アンチエイジングドックとは?

認知度や検査を実施する病院が年々増加傾向にあるアンチエイジングドック。一体どのようなものなのでしょうか。

アンチエイジングドックとは、病気になる危険因子や老化の危険因子を探す検査。つまりアンチエイジングドックを受けることで、自分の身体の弱点を知り病気の発症や老化を防止するための対策をとることができるのです。私たちができる限り健康で若々しくいるためにはぜひ受けておきたい検査のひとつといえるでしょう。

「老化」というとシワやシミ、たるみなどの表面に現れるエイジングサインで判断してしまいがち。しかし、身体と肌は切っても切り離せない関係であり、身体の中で起こっていることが表面に現れていることも多いため身体の状態を正確に把握しておくことはとても大切なことです。

老化に対するリスクを知ることで生活習慣や食生活、スキンケアなどを見直し、適切なアンチエイジング対策を行うことができるという意味でもアンチエイジングドックを受けるメリットはあるでしょう。

アンチエイジングドックの検査項目

アンチエイジングドックの検査項目は医療機関によって異なります。それは医療機関によって設備が異なる、医師の考え方に違いがあるためのようです。代表的な検査項目には下記のようなものがあります。
・血管年齢検査
・骨密度測定
・ホルモン量測定
・有害重金属検査(毛髪や尿などから有害重金属の蓄積量を調べる)
・抗酸化力測定
・脳年齢
・免疫機能検査
・ボディバランス検査(内臓脂肪と筋肉の比率や基礎代謝量などを調べる)
・ミネラルバランス
・ビタミンバランス
・疲労・ストレス度
・生活習慣病遺伝子検査
・各種腫瘍マーカー

検査項目は各医療機関によって異なるため事前にいくつかの医療機関の検査項目、料金を確認し、どの医療機関を利用するか慎重に判断する必要があります。価格は数万円から10万円以上するものまでさまざまです。

また、アンチエイジングドックはあくまでも予防医療の一環であるため、既に身体に不調を感じている人におすすめできるものではありません。そのような場合にはやはり人間ドックなどの受診が向いていると思います。

自分の身体の状態を知ることで課題が明確になるはず。サービスを実施している医療機関は徐々に増えています。いつまでも若々しく美しくいるためにアンチエイジングドックを利用してみてはいかがでしょうか。


遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。
公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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