「選ばれたのは綾鷹でした」というフレーズのCMでおなじみの「綾鷹」。
2024年4月に7年ぶりにリニューアルしたのを知っていますか?
今回は、その新たな味わいの秘密を京都・宇治まで探ってきました。
一杯目の美味しさが格別すぎ...
日本コカ・コーラが販売している「綾鷹」は、2007年 に、京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」の協力のもと開発されました。
今回のリニューアルにあたり、追及したのは"淹れたて一杯目"の美味しさ。
これまでの急須で淹れたような本格感のあるお茶の味わいを継承しながらも、軽やかな後味を両立した新しいおいしさへ進化させました。
では、淹れたて一杯目の美味しさとは? まずは実際に体験していきます。
たとえ急須で淹れたお茶でも、一杯目(一煎目)と二杯目(二煎目)では、味わいに大きな差があるんだとか。
一杯目は旨味(アミノ酸)成分が多く抽出され、苦み(カテキン)成分が少ないため、旨みが強く苦みが少ない味わいに。
二煎目はカテキンが増え、旨味が減り苦みが増える味わいになります。
(右が一煎目、左が二煎目)
まず一煎目から。口いっぱいに旨味が広がります。舌触りもなめらかな印象です。
つづいて二煎目。充分に美味しいですが、口に入れてすぐにほんのり苦味を感じるとともに飲み心地も若干角があるような気が......。年齢層によっても好き好みが分かれそうですが、一杯目にあった旨味はそこまで感じられませんでした。
リニューアル後のターゲット層である若年層から圧倒的に一煎目が支持されたことから、この一煎目の味わいを新しい綾鷹の方向性に置いたんだとか。
ここで記者は、こっそりリニューアルした綾鷹をひとくち。
あれ? 急須で淹れたお茶で感じた一杯目の旨味を、ペットボトルのお茶からも強く感じる......。飲み心地も舌触りも似ています。「たったいま急須で淹れたお茶です」と言われても違和感がないほど、"淹れたて一杯目"の美味しさの再現性に衝撃を受けました。
デザインも一新して容量もたっぷり650mlになったので、夏場もごくごく飲めるのがうれしいですよね。
一杯目の美味しさが分かったところで、つぎは綾鷹の"味わい"に迫ります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。