ひと手間でいつもの料理が劇的においしくなる――――。
今回は記者が2022年に試して驚いた、覚えておくと便利な料理に使える「ライフハック」を3つ紹介します。
節約にもつながる
ひとつ目は、「卵スープ」を作る時に覚えておきたい、「卵がふわふわ」になるコツです。参考にしたのは、レシピなど為になる情報を多く発信しているJA全農広報部の公式ツイッターです。
まずは普段通りに、溶き卵や好みに味付けしたスープを作っていきます。
スープが沸騰したら、卵をいれる前に火を止めます。
止めたら、スープを一方向にかき回し、「水流」を作り、スープと"逆回転"で溶き卵を入れていきます。
スープは黒の矢印、卵は黄色の矢印
「コツ」はたったこれだけ! これなら料理が苦手という人でも簡単にできますよね。
食べてみると本当に"ふわっふわ"な仕上がりでびっくり。卵のダマがほとんどできず、舌ざわりがとっても滑らかでした。公式ツイッターの投稿通り「見た目も食感も段違い」は本当でした。
具のあるスープで実践する場合は、卵以外の具にすべて火が通ってから、最後に溶き卵を入れてみてください。
2つ目は、「そうめん」がくっつかない&固まらない茹で方です。
話題となったきっかけは、香川県にあるそば店「田舎そば川原」の公式YouTubeチャンネルが投稿した動画です。2022年12月時点では、648万回も再生されています。
そうめんを美味しく茹でるためには、「沸騰したたっぷりのお湯でゆがく」のがポイントとのこと。店主によると、そうめんを美味しく作るためには「粘らさない」のがコツで、水が少ないと粘ってしまうとのことなので、たっぷり沸かしましょう。
お湯がしっかりと沸いたら、そうめんを立てた状態でパラパラと鍋に入れ、菜箸等でそうめんを少しほぐします。そしてここからが重要!
通常であれば火をつけたままそうめんを茹でていきますが、そうめんを入れた後、「お湯が再度沸騰したら、鍋にフタをして火を止めます」。
火を止めた状態で5分待ちます。
一般的にそうめんは「1分30秒~2分程度、吹きこぼれないようにゆでる」とされているので、火を止めた状態でも、5分でしっかりと茹で上がりました。
その後、そうめんをザルに移してお湯を切り、氷水でしめていきます。この時、「ぬめりをしっかりと取る」のもコツです。
裏技はたったこれだけ。お皿に置いた状態で10分ほど放置してからお箸で持ち上げてみると、スルっと持ち上げることができました。
通常であれば麺が1つの塊になってしまうくらいにくっついてしまうので、これには驚きました。
もちろん出来立てが美味しいのは間違いありませんが、これなら時間を気にせずゆっくりと食べられますよね。また途中で火を止めることができるので、節約にも繋がりますよ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。