秋が深まり、いよいよ今年も肌にとって過酷な乾燥の季節を迎えます。
乾燥対策として保湿が重要であることはよく知られていますが、具体的にはどのようなステップでケアを行えばよいのでしょうか。今回は、実際に筆者が行っている乾燥対策についてステップ順にご紹介します。
STEP1:汚れを落とす
肌質を問わず、スキンケアのファーストステップは汚れを落とすこと。どんなものを使って、どのように汚れを落とすかについて真っ先に見直すことが乾燥対策になります。
クレンジングも洗顔も脱脂力が強すぎない、マイルドな洗浄力のものを使用しましょう。
クレンジングにもオイル、クリームなど種類があります。どのようにして選べばよいのかについては、先日記事にまとめました。(参考:理想の肌に近づく「メイク落とし」の選び方。エイジング美容家の答えは...)
そちらも参考にして、その日の肌状態やメイクの度合いによってクレンジングを使い分けてみてください。
乾燥対策に適したクレンジングは、ミルクとクリームです。この2つは一般的にマイルドな使用感で肌負担が軽め。洗い上がりもしっとりしている傾向にあります。
ただし、主体となっているオイルの種類によって洗浄力や使用感は異なります。選び方など詳細も上記の記事を参考にしてみてください。
一般的に、ミルクはクリームよりも軽やかな洗い上がりで、クリームはミルクよりもしっとり感があり、ミルクよりもクリームの方が洗浄力は高めです。
画像左:オルビス オフクリーム(2530円)、画像右:MD化粧品 レセプト2 クレンジングミルク/エアレス(4070円)※画像商品は、11月21日より数量限定発売中の200mLサイズ6050円
朝は基本的には、洗顔料を使うことをおすすめします。洗顔料の種類は、マイルドな洗浄力でしっとりと洗い上げるアミノ酸系などがおすすめ。
写真は、ジーノ アミノウォッシングフォーム(2200円)
しかし、粉が吹くほどの乾燥肌やひどい肌荒れの場合には、必ずしも洗顔料を使う必要はありません。ぬるま湯洗顔も取り入れるなど、肌状態に応じて柔軟に対応しましょう。
洗い流しの温度も重要で、35℃程度の体温より低い温度がおすすめ。これはメイクの油性汚れを落とすことを考えているのですが、朝の洗顔であれば肌がひどく乾燥しているときなど32℃くらいでも十分皮脂汚れは落とせると考えられます。目安にしてみてください。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。