2020/12/26

掃除のプロに聞く!1日で「大掃除」を終わらせる最適スケジュール

年末といえば大掃除シーズン。

気合を入れて始めても、どこから手をつけていいか分からなかったり、あれもこれも気になりだして、結局いつの間にか日が暮れていた、なんて経験もあると思います。

今回は、掃除のプロにどうしたら効率的に大掃除ができるのか聞いてきました。

キッチンは朝イチ、ランチ前に終わらせて

アドバイスをくれたのは、LIONのリビングケアマイスター、吉井和美さんです。掃除用洗剤の製品開発を約15年経験してきた、まさに掃除のプロ。

「家族がいる場合は、あらかじめ日程を決めて、それぞれ"担当"と"進め方"を共有しておきましょう」(吉井さん)

特に、「普段やらないところ」にポイントをしぼって、1日で終わらせるのがおすすめといいます。

吉井さんに教えてもらった1日の大まかなスケジュールと注意点をまとめました。

(1)8時~ キッチンの掃除<所要時間目安:80分>

重点となるのは、「換気扇とレンジフードの掃除」と「排水口の掃除」です。キッチンの掃除は昼食までに終わらせておいたほうがいいので、朝いちばんに取り掛かりましょう。

・換気扇の部品を取り外して、洗剤をかける
・放置している間に、レンジフードなど取り外せない部分を、布に洗剤を付けて拭く
・洗剤をかけておいた換気扇の部品をすすぐ。落としきれない部分の汚れはこそげ落としたあと、すすいで乾かす
・排水口に発泡タイプの排水口用クリーナーをかける(※ここで30分以上放置! その後水をまわしかけてすすぐ)

(2)9時20分~ カーテンの洗濯<所要時間目安:10分>

カーテンの洗濯表示を確認して、家庭洗濯ができる表示なら洗濯機で洗濯できます。最初にホコリを叩き落してから、ジャバラ状にたたんで、洗濯用ネットに入れ、洗濯機で衣料用洗剤を使って洗います。

洗濯時間は洗濯機にもよりますが、1時間以上かかる場合が多いでの、この間に次の場所に移動します。

(3)9時30分~ 浴室・洗面所の掃除<所要時間目安:60分>

浴室の掃除のポイントは、「光るべき場所を光らせて明るく見せる!」だそうです。くすんだ水洗金具や鏡など「光るべきもの」を掃除してピカッと光らせるのを意識しましょうとのこと。

黒くカビが生えているところには、カビ取り剤をスプレー。カビ取り剤を放置している間に、洗面台を掃除、排水口にパイプクリーナーを流すのも忘れずに。

浴室は、カビ取り剤をシャワーですすぎ、水洗金具や鏡を「クリームクレンザー」などで掃除。落ちにくい汚れがあったら、丸めた食品用ラップを使ってこするといいそうです。最後に浴室の防カビくん煙剤を使うとよりきれいが長持ちしますね。

※クレンザーは力をかけすぎると傷がつく場合があるので注意してください。

(4)10時30分~ 窓・網戸の掃除<所要時間目安:60分>

網戸や窓ガラスを掃除し、洗濯の終わったカーテンを干して完了です。

(5)11時30分~13時 お昼休憩など

(6)13時~ 照明器具の掃除<所要時間目安:30分>

(7)13時30分~ トイレの掃除<所要時間目安:40分>

普段はあまりしない、換気扇のホコリ取りも忘れずに。洗浄ノズルやその周辺もやさしくふき取りましょう。

(8)14時10分~ リビングの掃除<所要時間目安:40分>

最後はリビングです。全体に掃除機をかけ、掃除のモレがないかチェックして終了です。

これで大掃除は終了。吉井さんに大掃除の効率化のポイントをまとめてもらいました。

「始める前にゴールを決めて、一緒に掃除する家族と共有しておくことです。掃除を始めるとついつい、あっちもこっちも手を出したくなりますが、それではとても1日では終わりませんし、家族もイライラするだけです。一致団結してゴールを目指しましょう」

今年の大掃除は夕方前にはピカピカにしたいですね。

※出典:ライオンの生活情報メディア「Lidea」(換気扇・レンジフードの簡単お掃除方法や、効果的なお風呂のカビ掃除&予防なども紹介)
※トップ画像以外の掃除イメージ写真はLIONより提供

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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