8月29日は「焼肉の日」。
普段なら、みんなでワイワイとやりたいところですが、今年は、自宅で楽しむ人が多いかもしれませんね。
せっかくなら、ここは本気を出して「我が家の焼肉史上、最高の肉」にしてみませんか。
いつものお肉をぐっと美味しくするコツを、焼肉のプロに聞いてきました。ひと手間で人気焼肉店並みの美味しさになりそうですよ。
焼き方編 ~最後まで焼いちゃダメ!?~
教えてくれたのは、自称焼肉博士の恋田 恋ノ輔(こいだ・こいのすけ)さん。全国に7店舗を展開する焼肉酒場「牛恋」の代表です。
焼肉を愛しすぎるが故、焼肉店を運営。お店だけでなく、最近は牛恋オンラインショップで「おうち焼肉セット」も販売し、自宅で美味しい焼肉を食べる普及活動にも励んでいます。
五反田店外観
そんな恋ノ輔さんは、おうちでの焼肉にはいくつかポイントがあると話します。
まずは準備編。もし用意するお肉が冷凍ならこちらもチェックを。
1: 冷凍のお肉は冷蔵庫でゆっくりと自然解凍。
2: 解凍が終わったら封を開けてお肉をキッチンペーパーに包み、余計な水分を拭きとる。
3: 新しいキッチンペーパーに包み直し、そのままの状態で常温に戻す。
さて、準備が整ったらいよいよ「焼き」です。恋ノ輔流・焼き方の「手順」はこちら。
1: ホットプレートなどの焼くためのプレートは可能な限り熱する。
2: お肉に好みの下味をつける。美味しいお肉は塩コショウだけでも十分。
3: 部位にもよるが、基本的な焼き方は片面をしっかり焼き(火入り60%)、程よい焼目がついたらひっくり返して焼く(火入り90%)。
4: 焼き上がったお肉は取り皿に置いて10秒ほど待つ。そうすれば残りの火が入り(火入り100%)「肉汁がお肉の中を駆け巡る」。
ただし、サシ(脂身)の入ったお肉は肉汁が落ちすぎないようにほどほどの焼き加減で。赤身肉はより焼きすぎに注意です。
ホットプレートも当然家庭用としては問題ないですが、焼肉店により近付けたいのならサムギョプサル用の焼きプレートがおすすめだそう。
「私がお薦めする焼きプレートはサムギョプサルなどで使われているものです。このプレートはアルミニウム二重構造により熱効率が高いため、肉への熱伝達スピードが早く短時間で焼きあげることができます」
「短時間で焼けるので、肉汁を閉じ込めてジューシーさを保ちお肉がベストコンディションの状態に仕上がります。また、プレートの真ん中に穴が空いているので、余分な脂が落ちて旨味だけが残り、よりヘルシーなお肉として食すことができるようになります」
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。