お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2020/6/22

最大25%還元! 7月申請スタート「マイナポイント」ゲットの仕方

マイナンバーカードを入手してからやることは?

マイナンバーカード入手後にやることは、マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)。これもなかなか大変で、スマホにアプリをインストールする必要があります。さらに、対応機種も決まっており、対応していなければマイナンバーカードを読み取れません。

パソコンの場合はさらに複雑で、アプリのインストールが必要だったり、Internet Explorer 11が必要だったり、パソリ(ICカードリーダライタ)が必要だったり、もうマニアの領域です。自分の環境でできない場合は支援端末が設置されている施設を探しましょう。

続いて、キャッシュレス決済の登録が必要です。紐付け方法はキャッシュレス決済事業者によって異なりますが、パソコンやスマホ以外にも、コンビニのマルチコピー機などから設定できるようです。

なお、対象のキャッシュレス事業者が決まっており、6月17日時点ではJCBカードやセゾンカード、アメリカン・エキスプレス・カードなどは対象となっていません。対象のキャッシュレス事業者を事前に確認しましょう。

キャッシュレス事業者を登録すれば、あとはキャッシュレスで支払うだけ。ただし、還元方法がキャッシュレス事業者毎に異なり、チャージしたタイミングでポイントを獲得できたり、決済時にポイントを獲得できたりバラバラです。

例えばnanacoやSuicaの場合は、2万円チャージしたときに5000ポイントが還元されます。三井住友カードやイオンカードの場合は累積2万円の支払いで5000円分のポイントを獲得できます。還元タイミングや還元方法についてはマイナポイント事業のサイトに書かれていますので読んでみてください。

マイナンバーカードの申込、マイキーIDの発行、キャッシュレス決済の登録・利用と高いハードルをクリアして5000円......。

マイナポイント事業だけでマイナンバーカードを申し込むのは微妙な所ですが、コンビニで住民票の写しを通常よりも安く取得できたり、マイナポータルで年金情報を確認できたりと意外と便利な面もあります。この辺りも考えてマイナンバーカードの取得を検討してみてはいかがでしょうか。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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