辛酸なめ子の東京アラカルト
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが注目する東京のお出かけスポットやイベントを紹介。辛酸さんならではの視点、現地でのエピソードに思わずニヤッとしてしまいます。
2020/1/ 5

ヴィーガン意識が試されるお店【辛酸なめ子の東京アラカルト#34】

木の温かみがある外観。人工芝の床が鮮やかです

浅草にヴィーガンコンビニ&ファミレス「VEGAN STORE」がオープンと聞いて、さっそく行ってみました。海外の人が多く訪れる土地なので、きっと需要もありそうです。海外セレブもヴィーガンが結構いらして、有名なのはナタリー・ポートマン、ジゼル・ブンチェン、アリアナ・グランデなど。来日したセレブとこの店で遭遇できるかも......と妄想が広がります。

店の外観からして波動が違う

場所はつくばエクスプレスの浅草駅近く。そのヴィーガンコンビニ&ファミレスのある通りは、まず今半の建物がそびえ、道沿いにも鹿児島黒豚とか肉汁餃子とかチーズダッカルビとか、ヴィーガンの価値観とは正反対の店がひしめいています。ヴィーガンのお客さんは肉の匂いが漂う中歩くことになって大丈夫でしょうか......。

「VEGAN STORE」のある通りには肉の殿堂、今半が......。肉欲を振り払って目的地へ

しばらく歩いて、この通りの中でも波動が違う雰囲気の店が出現。ウッディな外観の「VEGAN STORE」です。以前ここはおしゃれなパン屋だった記憶が......。

1階はすべて植物性の商品を取り扱うコンビニになっています。

コンビニでATMが設置されている場所には、外貨両替機がありました。レジ横の、通常からあげクンとかファミチキが並んでいるケースの中にはテンペフライやソイミートのから揚げが。ほぼ売り切れていました。

オーガニックな野菜も売られていました。見るからにおいしそうです

そして野菜コーナーにはキャベツやにんじん、カボチャなど並んでいました。値段は一見わからないですが、野菜からはオーガニック感が漂っています。

マフィンなども売られていました。スープやレトルトご飯なども、あまり通常のコンビニでは見ないマニアックなラインナップ。肉の代わりに、大豆まるごとミートなどの疑似肉がありました。最近の大豆ミートはどんどん味が良くなっていて満足度が高いです。

ハムももちろん大豆たんばく食品です。一見肉っぼいですが......

冷蔵庫の中には一見ハムやソーセージ風の大豆たんぱく商品も。1本2000円弱しますが、かなりリアルです。ちなみにこちらでスープやレトルト玄米など購入いたしましたが、レジではもちろん袋はいらないですよね、という雰囲気だったのでエコバッグ必須です。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]ファミレスのメニューは......
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