辛酸なめ子の東京アラカルト
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが注目する東京のお出かけスポットやイベントを紹介。辛酸さんならではの視点、現地でのエピソードに思わずニヤッとしてしまいます。
2023/5/ 3

【辛酸なめ子の東京アラカルト#72】日比谷に誕生したヴェルサイユ空間で、アッパーなティータイム

トレイやスプーン、ドラジェの缶など、ピンクを基調としたマリー・アントワネットの記念アイテムが並んでいます。

日比谷公園の近くにマリー・アントワネットのヴァイブスが漂うティーサロン「ル サロン ド ニナス 日比谷」がオープン。フランスに憧れ続けて数十年、都内でヴェルサイユ気分に浸りたくて行ってみました。オープン直後は行列で入れなかったので、時間を置いて再訪問。

マリー・アントワネットのはいていた靴が

ベルバラとコラボした品々も。近くには宝塚劇場もあり、動線はバッチリです。

入ってすぐのスペースには、赤いソファーが置かれ、「ニナス マリー・アントワネット」シリーズの商品などが並んでいました。白い大理石の床や,金で縁取りされた棚などラグジュアリー感が漂いますが、紅茶は意外と1000円前後で買えてリーズナブル。ベルばらコラボの商品や、池田理代子先生のサインなども飾られていました。

王妃の近親者の一族が所蔵していたとされるマリー・アントワネットの靴。足のサイズは22.5センチと小さめです。期間限定で展示。

さらに優雅な気分を盛り上げるのは、入り口近くに展示されているマリー・アントワネットの石膏像です。まるで王妃がティーサロンに招いてくれたかのような疑似感が。

また、行った時には期間限定で実際にマリー・アントワネットがはいていた靴がガラスケース内に展示されていました。ニナス パリ本店から貸し出されたもので、王妃の近親者の一族が所蔵していたそうです。250年経っても形状が保たれていて職人技を感じさせます。足のサイズは22.5センチと小さめでした。シルク製というのが、屋外を長距離歩くことがない、王侯貴族のライフスタイルを表しているようです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]マリー・アントワネットゆかりのアロマの紅茶で品格アップ
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