目覚めのコーヒー、朝ジョグで老化が進む!? 朝にやりがちなNG習慣
朝起きてからの行動パターンというのはなんとなく決まっている人が多いかもしれません。しかし、そんな何気ない行動パターンがあなたの健康と美容に影を落としているかもしれない...と考えたことはおそらくないのではないでしょうか。
今回は朝にやりがちな老化を招くNG習慣をご紹介したいと思います。
あなたは何個あてはまる?
(1)歯磨きやうがいをせずに朝食をとる
寝ている間、口の中では数多くの雑菌が繁殖しています。その状態で飲食すると、その雑菌が体内に入り込むことになり、時に健康を害する恐れすらあります。さらに、歯周病や口臭といった口腔環境の悪化を招くリスクが高くなります。そのため、朝起きたらすぐの歯磨きやうがいを習慣にしましょう。
(2)目覚めの朝一コーヒー
朝起きた直後は眠たくて目覚めのコーヒーが欠かせないという人はとても多いのではないでしょうか。しかし、空腹時にカフェインを多く含むコーヒーを飲むと、血糖値が上がりやすくなることがわかっています。また、コーヒーには体を冷やす作用があるため、目覚めに飲むことはそういう意味でもおすすめできません。
コーヒーを飲むなら朝食後に飲むことを心がけ、目覚めの一杯は白湯やカフェインを含まない温かいお茶を飲むことをおすすめします。
(3)日焼け止めを塗る前にカーテンを開ける
室内で過ごす時は日焼け止めを塗らないという人がいるかもしれませんが、これは老化を招くNG習慣です。紫外線は室内にも容赦なく降り注いでいるため、朝カーテンを開ける前にスキンケアを済ませ、日焼け止めを塗っておくのが理想的です。
「それならば、いっそスキンケアを済ませるまでカーテンを閉めておけばいい」と思うかもしれませんが、決してそうではありません。朝の光を浴びることは体と脳を目覚めさせる効果があるだけでなく、体内時計をリセットして正しいリズムに整えるように導く効果があります。そのため、朝起きたらできるだけ早く顔を洗って日焼け止めを塗り、カーテンを開けて陽の光を浴びましょう。
(4)朝のジョギング
出勤前のジョギングを習慣にしている人をよく見かけますが、これも残念ながらNG習慣です。朝は交感神経が徐々に優位になることによって血圧が上昇しています。また、血液が凝固しやすい状態になっているともいわれており、そのような状態でジョギングに関わらず激しい運動をすると心臓病などのリスクを上げることにつながります。
朝に運動をしたいならば、ヨガや太極拳、ウォーキングなどを行うのがおすすめです。ただし、朝は筋肉が硬くなっていて怪我をしやすい傾向にあります。習慣にしたい場合には怪我に注意しながら無理のない範囲で行うことが大切です。
(5)柑橘類やキュウリなどを口にする
「朝のフルーツは金」という言葉があるように、美容と健康のためにはフルーツを朝に食べるのが効果的です。しかし、柑橘類には「ソラレン」という成分が含まれています。このソラレンには紫外線の吸収を高める作用があるため、これから紫外線を浴びる朝に口にするとシミやシワ、たるみといったエイジングサインを加速させることにつながります。そのため、これから紫外線を浴びるという日の朝はソラレンを含む食品の摂取は避けることが大切です。
なお、ソラレンは柑橘類の他にはキュウリやパセリ、大葉、セロリ、三つ葉などにも含まれています。ソラレンを含むフルーツや野菜は、できれば夕食にするのがベストです。
(6)ムダ毛剃り
メイク前に鏡を覗いてムダ毛が気になることがありますよね。そんな時は、剃りたい気持ちをグッとこらえましょう。というのも、紫外線を浴びる前にムダ毛剃りをして肌にダメージを与えると、その部分がより紫外線の影響を受けやすくなってしまうのです。
老化の約8割が光老化であることを考えてみても、朝ムダ毛を剃るのはNG! どうしても気になる場合はハサミでカットしたりして、ムダ毛剃りは夜にメイクを落としてから行いましょう。
当てはまる習慣があった人は今すぐに見直して、健やかな体と若々しい肌を育みましょう。
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。