まるで「実験」のような超高性能サーバー
もう1つオーダーしたのが、特注の高性能サーバー「ビア・インフューザー」を使用したビールです。こちらは、ビールにホップやフルーツなどを直接通すことで、香りや風味をつけることができるという優れもの。フレンチプレスのような機器でビールに素材を通す様子は、どこか実験のようでもあります。
実際に作っているところを見ることができます。
今回は定番ビール6種の1つ、ゆずや山椒を取り入れた白ビール「Daydream」に生の大葉を合わせた「和素材」のオリジナルビールを試しました。爽やかな「Daydream」に大葉の香りがプラスされることで一気に複雑な味わいに。日頃からクラフトビールを好んで飲んでいましたが、ふきのとう同様に新たな発見がありました。
左がビア・インフューザーで作ってもらったビール。右はもととなった「Daydream」。香りや味はもちろん、色にも変化がありました。
初めての方には、定番6種を飲み比べできる「BEER FLIGHT」がおすすめです。フラッグシップビール「496」をはじめ、白ビールから黒ビールまで、個性豊かな自慢のビールを100mlのミニグラスで少しずつ味わうことができます。通常1300円のところ、モーニングタイムとランチタイムは1000円という価格設定も嬉しいところ。さらに「BEER FLIGHT」におつまみを付けた「PAIRING SET」(ビールとセットで2300円)を頼めば、それぞれのビールと相性のいいタパスが楽しめます。
「PAIRING SET」はビールとタパスを交互に楽しむのがおすすめ。
この「PAIRING SET」だけでなく、同店ではビールと料理の「ペアリング」に力を入れています。各メニューは定番6種のどのビールと合うかが示されているので、ワインのマリアージュのような感覚で楽しむことができます。たとえばザクロ入りの「ケールサラダ」にはラズベリーの香りが広がる「JAZZBERRY」を合わせて――といった具合。デザートメニューまで、ぴったりのビールが提案されています。
「ケールサラダ」と「JAZZBERRY」は相性抜群。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。