2016/12/20

サウナよりずっと効果的? 老けない身体と肌のためのデトックス法

スムーズな排便のやり方

スムーズな排便のやり方ですが、まずは規則正しく、バランスのとれた食生活を送ることが前提となります。その上で食物繊維や酵素、乳酸菌などを多く含む食品をよく食べて腸内環境を改善するほか、水分をしっかりと補給する、体を冷やさない、腹筋を鍛えるといったことを心がけることが大切です。

食物繊維を多く含む食品は数多くありますが、水溶性不溶性の2種があります。

そのひとつは、水溶性食物繊維。らっきょうアボカド、大麦、ワカメなどの海藻類などに多く含まれており、水に溶けてゲル状に変化。腸内の有害物質や余分な脂質などを吸収して排出を促すほか、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える効果もあります。

もうひとつの食物繊維は、不溶性食物繊維。豆類、大豆、ブロッコリー、ゴボウなどに豊富に含まれていて、水分を吸収して膨らむので腸壁が刺激されて排便に作用する効果があります。

この2つの食物繊維は摂取する量の割合が大切で、ベストの割合は水溶性:不溶性=1:2であるといわれています。食物繊維は豊富にとっているつもりなのに便秘しがち、または残便感があるという人はそのバランスを見直してみる必要があると思います。

酵素は新鮮な生野菜やフルーツに多く含まれているほか、発酵食品にも豊富に含まれています。発酵食品は1日3種類口にすることが効果的であるといわれています。ヨーグルトは発酵食品の中でも腸内環境を整える効果のある乳酸菌を含んでいるので腸内環境改善に効果があります。とはいえ、乳酸菌の種類は膨大です。そのためヨーグルトを選ぶ際は便秘への効果がある乳酸菌を含んでいるものや腸まで届くものを選ぶのがおすすめです。

さらに効果的にデトックスするために有害物質を排出に導く作用のあるキレート作用を持つ食品を食べることも重要です。玉ねぎ、アスパラ、大豆、レンコンなどがそれにあたります。また、カキ豚レバーなどに含まれる亜鉛や、イワシニンニクなどに含まれるセレンにも有害物質を排出する作用があると言われています。これらも心がけて口にしましょう。

体内に入り込んだ有害物質はまず肝臓で解毒されることになるので、肝臓が本来の作業を行うことができるようお酒の飲み過ぎなどにはくれぐれも注意しましょう。

健やかな体と若々しい肌を育むために、今日から早速デトックスを最重要視して食生活や生活習慣を見直してください。

【参考】JAMアンチエイジングアドバイザー TEXT2(NPO法人 日本アンチエイジングメディカル協会)

遠藤幸子 遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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