ハイブリットカー、ハイブリットスイーツなど、一石二鳥的なハイブリットグッズが注目を集めています。
そんないいとこ取り的なものがファッションの分野でもたまに出現しています。たとえばリバーシブルで裏も表も切られる服とか、上下逆さまにしても着られるカーディガンとか。2通りにとどまらず、6通りに着られるワンピースなんてものもあります。値段が高くても6着分だと思えばコスパが高いです。
レギンス以上のがっかり感
そんなハイブリットファッションに興味を抱いていたのですが、先日意表を突かれる二面性ボトムに出会いました。前面は、タイトスカート。しかし後ろはキュロット。前から見るとフェミニン、後ろから見るとボーイッシュという、全然違う面を併せ持っています。しかもbeautiful peopleというおしゃれブランドにこんなコスパ服があるとは嬉しい驚きでした。実際にこのボトム、結構使えます。例えば、何も用意していなくて、急にヨガをするとか坂道を登るとか運動モードになった時、真ん中のジッパーを上に上げると、スカート部分が分離して、完全キュロットモードになります。ちょっとしたスポーツなら問題なく対応できそうです。その後、食事会に行くとかになったらジッパーを下げ、ふつうの女性らしいファッションに変身――。
そんな風に、臨機応変に活用させていただいていたのですが、男性に話を聞くと、キュロットだけでも詐欺だと言われ......。パッと見スカートで、実はガードされたパンツというのはある種の男性の夢を打ち砕くらしいのです。「だまされた!」とまで思う人もいるそうです。前から見てタイトスカートというこのハイブリットキュロットは、男性にとってレギンス以上のがっかりアイテムかもしれません。検索したら知恵袋に「キュロットはミニスカート詐欺ではないのですか?」という質問もありました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。