2006年のトニー賞最優秀ミュージカル賞やグラミー賞をはじめ、世界中の賞を総なめにし、昨年巨匠クリント・イーストウッド監督による映画が公開され話題となった『ジャージー・ボーイズ』がついに念願の初来日公演を果たします。
君の瞳に恋してるの曲に合わせて
ザ・ビートルズ以前の1960年代に全世界で一大センセーションを起こし、音楽界の伝説となった奇跡のヴォーカルグループ「ザ・フォー・シーズンズ」(フランキー・ヴァリ、ボブ・コーディオ、トミー・デヴィート、ニック・マッシ)。ヴェールに包まれていた4人の若者たちの真実の姿が、「シェリー(Sherry)」「恋はヤセがまん(Big Girls Don`t Cry)」「君の瞳に恋してる(Can`t Take My Eyes Off You)」など、全33曲のヒット曲と共に描かれます。
ニュージャージーの貧しい地区に生まれたフランキーは、同じ労働者階級で兄貴分のトミーとニックに誘われてバンド活動を開始します。フランキーには唯一無二の美しいファルセットで歌う天賦の才能がありました。下積みが続く中、フランキーの歌声に魅了されたシンガーソングライターのボブ・ゴーディオが加入し、4人はやがて"ザ・フォー・シーズンズ"としてスター街道を駆け上がります。
世界を席巻し、栄光の座についた矢先に直面するのは、トミーの借金、メンバーとの確執、愛しい家族とのすれ違い、そして挫折と崩壊。それでも歌い続けるフランキーが、その先に見るものとは......。
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