世界18か国のホテルテイストなワンプレート朝食が味わえるCAFE&DINING「hanami」が2015年6月4日、東京・表参道にオープンします。日本にいながら世界旅行気分が堪能できそうな店舗に、一足早くお邪魔して味見してきました。
幅30センチの巨大牛ステーキ現る
店の外装、内装とも白が基調の「hanami」は表参道の隠れ家といったおしゃれな雰囲気。「海外から来た人には自国の朝食を食べてホームシックを癒やしてもらい、日本人には日常を離れてまるで世界を旅しているかのような気分を味わってもらう」のが狙いのカフェです。
メニューは、「ノルウェー」「スペイン」「モロッコ」といった国名や、ニューヨークの「マンハッタン」、フランスの「ロワール」などの地名がついており、それぞれ各国の食材を使ったこだわりのワンプレートになっています。
ワンプレートメニュー全18種(国・地域)の中で、今回1番インパクトがあったのが南米「アルゼンチン」(3200円)です。日本の朝ごはんやエッグベネディクト的なオシャレ系ごはんを想像していた記者の度胆をぬいてきました。
待つこと約10分。店員さんの笑顔とともに登場したのは、直径36センチの大皿にのった長さ約30センチ、幅約10センチ、厚みは1~2センチの牛ステーキ300グラム! 横に添えられているのは縦5センチ×横10センチの楕円型ワッフルポテト8枚、縦5センチ×横20センチのチャパタ。「アルゼンチンの方は朝からこんなに食べるんでしょうか...」と、うっすら涙目になる超巨大サイズ勢ぞろいです。
店の方によると、「日本の飲食店で提供される料理がコンパクト化する中、あえて『食べられるかな』的なサプライズサイズで逆を行ってみました」とのこと。使用している皿も最近のトレンドからすると大きすぎて、生産中止続出のサイズなのだそうです。
女性ながら、「食べっぷりは体育会系男子大学生並み」と周囲にあ然とされた経験を持つ記者ですが、これは...久々に闘志がみなぎってきました。
粗びき黒こしょうがふられた赤身の牛ステーキは、ミディアムレアの焼き加減で柔らかかつジューシー。パセリ、クミン、オリーブオイルを使った酸味が癖になるアルゼンチンの「チミチョリソース」、「ステーキソース」をつけて食べると味わいが変わり、意外に食べ進めてしまいました。ワッフルポテトのサックリ感、もちもちチャパタにもこだわりが感じられます。
うん、これはいける!
ほかのメニューは、「マンハッタン」(1500円)は15センチ超のベーグルに20数センチのベーコン2枚、大量のスクランブルエッグなどが載った一皿。「ポルトガル」(2000円)は生タコ、煮タコが載った赤、黄、緑の色調が目に鮮やかな直径10センチ超のポルトガル風エッグベネディクト2つと山盛りフライドポテトが特徴的です。
どれもこれも、明らかに日本人の常識を超えたサイズ。個人的な食べやすそうランキングとしては「ポルトガル」、「マンハッタン」、「アルゼンチン」の順でしょうか。
場所は東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F。営業時間は8時30分から21時まで(L.O.20時30分)です。 詳しくは公式サイトから。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。