2015/3/10

利き酒ならぬ「利きいちご」にチャレンジ 謎の「ココナッツいちご」ほか10種レポート

全写真紹介!10種のイチゴ解説レポート

かわいらしい香り「ありがとう復興!東北のいちご」
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ありがとう復興!東北のいちご

まだまだ寒い北国・宮城県から東京にやってきたイチゴです。すっきりした甘さとやさしい酸味。ザ・イチゴと表現したくなるような甘酸っぱい香りがしっかりします。品種は非公開。1パック6~8粒入り120g、626円。

何これ、イチゴ? 謎の「ココナッツいちご」
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ココナッツいちご

ココナッツのような、グァバのような独特の甘い香りと風味。食べると確かにイチゴなんだけど、口の中を南国の風が吹きぬけます。やっぱりイチゴじゃないような......。食感は桃のようにやわらかく、表面は淡いピンク色。静岡県の農家の自信作。1パック4~12粒150g、1620円。

あまいあまいあまーい「あまおう」
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あまおう

あかい・まるい・おおきい・うまいの頭文字をとってネーミングされた福岡県産の人気ブランド品種といえば「あまおう」です。見た目に負けず、パワフルな甘さで、後味もしっかり。ほかのイチゴに比べると酸味はほとんど感じません。満足感は10種類の中でNo.1でした。おいしい地下水と生産者の愛情がたっぷり詰まった1パック6~11粒入り190g、1058円。

ミス・ストロベリーはこれ! 「長崎県産いちご」
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長崎県産いちご

品種は非公開ですが、ブランド名が付いてもいいほど、10種の中で最も美しいイチゴでした。まるで工芸品です。大きな粒の表面は全体にオレンジっぽい色で、とにかくツヤツヤ。先がしっかりとがったイチゴらしいメリハリボディです。フレッシュでみずみずしい香り。味は甘すぎず、さっぱりしています。1パック180グラム、648円。

酸味も甘みもしっかり「ゆめのか」
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ゆめのか

鮮やかな赤色の果肉は少し固め。歯ごたえのあるジューシーなイチゴが好きな人におすすめです。はじけるような酸味がパッと口に広がった後、強い甘みが押し寄せます。一粒でここまで幅広い味を表現できるなんてすごい! 1パック4~8粒130g、605円。

昆虫さんが守りました「大地の恵みに感謝!長崎県産いちご」
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大地の恵みに感謝!長崎県産いちご

小粒のかわいいイチゴからは、はちみつのような甘い香りがします。噛むとじゅわ~っと果汁があふれ、甘みも酸味もしっかり味わえます。ザ・イチゴ!という味。安心にこだわる生産者が、天敵昆虫を利用して農薬の使用を限りなく抑えて作られています。品種は非表示。1パック5~12粒入り120g、637円。

豊かな薫香におしゃべり弾む「古都華(ことか)」
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古都華

見た目はスタンダードな赤いイチゴですが、香りがユニーク! 「ブランデー」「梅酒」など、人それぞれに表現が違いますが、お酒のような奥深くて強い香りがします。奈良で育ったので、名前は「古都華」。1パック4~8粒入り140g、670円。

ブーケのような華やかさ「紅ほっぺ」
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紅ほっぺ

表面の色は「あまおう」と同じぐらい真っ赤、そして断面も赤でした。花のような香りと濃厚な果汁が口いっぱいに広がります。味はハチミツのような後をひく甘さなのですが、「あまおう」に比べると酸味もしっかりあります。静岡県産。1パック4~8粒入り150g、626円。

夏まで楽しめる「あぽろベリー」
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あぽろベリー

「あぽろベリー」は、夏まで食べられる珍しいイチゴです。甘みと酸味のバランスがよく、歯ごたえのある果肉が特徴です。食べ終わってもしばらく舌先に甘みが残り、余韻も楽しめました。徳島県または静岡県産。1パック5~8粒、120g~、637円。

大注目の白イチゴ「雪うさぎ」
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雪うさぎ

これが実在するの?と目を疑いたくなるような白いイチゴです。丸くて大きな粒をがぶりとほお張ると、酸味はほとんど感じられません。甘いイチゴが好きな人におすすめ。ホームパーティーやお花見のおもたせで持っていけば注目度抜群ですね。佐賀県産。1パック3~5粒入り180g、1944円。

いちご部のおすすめストロベリーは?

「利き苺」を実践してみて、ひと口に「赤くて甘酸っぱい」と表現されるイチゴにも驚くほどさまざまな違いがあることが改めて分かりました。

おもたせにするなら、話題が弾む「ココナッツいちご」や「雪うさぎ」がイチオシです。複数の品種を集めて食べ比べを楽しむなら、香りの「古都華」、酸味もしっかりある「ゆめのか」を混ぜてみると、会話が弾みそう。食べごたえを追求するなら、「あまおう」。甘さと酸味の両方が欲しいという欲張りさんには、「紅ほっぺ」がおすすめです。

季節や生産者によっても、味わいや感じ方が変わるはず。まだまだ探求の余地はありそうです。

TBMいちご部のコンテンツはhttp://bg-mania.jp/special/ichigobuから読めます。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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