国の重要文化財である東京駅丸の内駅舎は、1914年の誕生からまもなく100年が経とうとしています。2007年5月に工事着手して以来、駅の機能を維持しつつ利用客の安全を確保しながら保存・復原が行われてきた丸の内駅舎の保存復原工事も、2012年10月に完成を迎えます。

レトロな赤レンガの駅舎の復原と同時に、「東京ステーションホテル」の開業や「大丸東京店」の増床オープン、駅ナカ新施設の開業が続き、東京駅周辺はこれまで以上に活気づいています。

「東京駅丸の内駅舎」の保存・復原工事に伴い、2006年から休館していた「東京ステーションホテル」は、駅舎の地下2階から4階（一部）の全150の客室で、2012年10月3日から再び営業がスタート。歴史を感じられる名レストラン、新コンセプトショップ、スパなど、歴史と今が共存する贅沢なホテルです。

東京駅直結の百貨店「大丸東京店」は、売場面積を3万4000平方メートルから4万6000平方メートルと、1.4倍に拡大。ファッション、グルメ、美容、お土産など旬なショップが集結し、ここに来れば東京の今がすべて分かるラインナップになっています。

なかでも、東京土産定番の和洋菓子を集めたデパチカスイーツとデパイチスイーツ（計74店舗）や、計23店舗が軒を連ねる全長60メートルのお弁当ストリートは圧巻です。

JR東京駅改札内1階、中央通路にオープンするのは、スイーツの「Sweets Bouquet（スウィーツブーケ）銘菓紀行」エリアと、食品や雑貨がそろう「Select Market（セレクトマーケット）東京百貨」の2区間。

「Sweets Bouquet」は、伝統の技が光る老舗の味をはじめとした12のスウィーツショップが軒を連ねるエリア。一方「Select Market」は、駅の幅広いニーズを意識し「食」と「旅」に必要なアイテムを選りすぐったセレクトショップです。

東京駅丸の内駅舎保存復原完成を記念し、東京駅ナカ施設では、赤レンガの駅舎や電車をモチーフにした限定スイーツが続々と発売されています。東京駅の店舗でしか買えないものも多く、注目度は日ごとに高まっています。

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