ダイキン工業は2011年5月19日、全国の20代~70代の男女600人を対象に行った「今夏の節電と空気」をテーマとする調査結果を発表した。
現在の節電意識を聞いたところ、「意識している」と答えた人は、東北・関東エリアで「99%」、その他のエリアで「90.3%」と、エリアに関係なく節電意識が広まっている。内訳をみると、震災以前から意識している"節電ベテラン"に加え、震災をきっかけに意識をするようになった "節電ビギナー"が2割もいることが分かった。
また、今夏、節電効果の高い電化製品を聞いたところ、「エアコン」(89.7%)が他の家電を大きく引き離し1位に。次いで、「冷蔵庫」(52.2%)、「照明器具」(38.5%)の順。電力消費の多い家電、特にエアコンへの期待が高まっている。
なお、今夏のエアコンの設定温度、1位は「28度」(33.3%)。例年は個人の好みで、「25~28度」の間でバラバラだったが、今年は「28度」に集中する傾向。節電という社会的課題を抱え、現時点では、"自分中心ではなく社会全体のために、政府が推奨する28度設定を守ろう"という意識が、持たれていることが推察される。これからの夏本番、この意識がどこまで継続できるか、節電意識の真価が問われる。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。
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