鍼とツボで叶える美容術
3年連続で「ispotベストヒットサロン」部門1位に輝く、「アムラス鍼灸」のオーナー・美月綾乃先生による鍼と美容のコラム。自宅で手軽に始められるツボ押し法や、鍼灸の素朴なギモンに答えます。
2016/6/22

自律神経バランスを改善すると、肩こりやくすみクマが治るって本当?

こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」を経営している美月綾乃です。

連載8回目のテーマは自律神経のバランスを改善すると肩こりやお顔のくすみクマが治るって本当? です。

最近、半袖でも日差しがジリジリ暑いなんて、思っていたらまた次の日にはいきなりジャケットが必要になったり......。日によっても変わるし、昼間と夜の温度差も激しいですよね。

実はその温度差で支障をきたしやすいのが、自律神経です。自律神経とは、体の中で内臓や血管など無意識で動かしてバランスをとっている人間にとってなくてはならないもの。よく最近はテレビでも取り上げられているので、耳にしたことはあると思います。

男社会で働き続けると不調って増えますよね

自律神経には、興奮する「交感神経」とリラックスする「副交感神経」の2種があります。いずれも、内臓、血管、心臓など体のすべてに深~くかかわっています。

●交感神経:闘争するときに高まる(昼間にup)→ 胃・腸など、内臓の働き抑制(子宮除く)、血管収縮
●副交感神経:リラックスするときに高まる(夜にup) → 胃・腸など、内臓の働き抑制(子宮除く)、血管弛緩

最近では、社会でフルに働く女性も増え、ストレス社会や過労、ストレス発散できないことで、交感神経が常にアップしている人が多くいます。するととどうなるか――。便秘、胃痛、不眠、顔のくすみ、肩こりなどなど、病院に行くまでもないけど、なんだか調子よくないな、という"不調"が出てきやすくなります。

特に顔のくすみ肩こりは、血管の収縮に影響を受けます。血流が悪くなるために体の修復が行われず、肩こりになったり、血流悪くなったり、くすみやクマが出やすくなるのです。

今回はその体にとってとても大事な自律神経のバランスをよくするために、時間が空いたときにすぐに押せる場所にある、簡単特効ツボを、お伝えしていきたいと思います。

自律神経のバランスをよくするツボ

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労宮(ろうきゅう):手のひらのちょうど真ん中、押して響くところ → イライラ解消し心を静める。心に関係しているので、不眠、疲労、ストレスにも効果あり
曲池(きょくち):肘を曲げたときにできるシワの一番はじ、押して響くところ → イライラ解消。大腸に関係しているので、便秘解消、免疫力アップ、そして肩こり首コリにも効果あり
内関(ないかん):腕の内側、手首のしわから指三本分上の真ん中押して響くところ → 不安解消。胃に関係しているので、胃痛、胃のむかつき、乗り物酔い、食欲不振、つわり、イライラにも効果あり
太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の間のくぼみ、押して響くところ → 肝に関係しているので、生理痛、お顔のくすみや目の下のクマなどにも効果あり。

そして、常に気が付いたときに押しておいていただきたいツボ。それが、顔の"特攻ツボ"です。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]美顔に効果期待の特効ツボ
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